紹介するのは、Instagramユーザー
@ohadengramさんが投稿していたこちらの動画。そこには、
「おやつ待ち」をする愛犬・おはぎくん(撮影時4才8カ月/柴犬)と、おでんくん(撮影時1才7カ月)の姿が映っています。
フセをしておりこうさんに待っている2頭ですが、この直後にクスッと笑ってしまう展開が待っていました。
弟犬が兄犬のおやつを横取り
飼い主さんが「よし!」と言うと、弟犬・おでんくんは自分のおやつではなく兄犬・おはぎくんのおやつに一直線! おやつをパクっと横取りしたおでんくんは…
このあと、自分のおやつもしっかりとゲット! やりたい放題な姿を見せるのでした(笑)
当時の出来事について、飼い主さんに聞いた!
飼い主さんに話を聞くと、先ほどの動画は2頭の性格がよく表れているとのこと。兄犬・おはぎくんはゆっくりごはんを食べるタイプだそうですが、弟犬・おでんくんは「めちゃくちゃ早食い」なのだそう。
おでんくんは、自分のごはんを食べ終えるとおはぎくんのごはんを奪いに行ったり、同じ骨ガムを与えているのにおはぎくんの骨ガムを取りに行ったりするそうです。
また、2頭はおやつのときの「マテの位置」が両極端とのこと。おはぎくんはおやつから離れた位置でマテをするけれど、おでんくんはおやつの目の前でマテをするといいます。
しかし、あの日の2頭は珍しく同じくらいの位置に。飼い主さんは「まさかおでんがおはぎのおやつまで食べてしまうとは思わず、おかしくて爆笑してしまいました(笑)」と、当時の出来事を振り返ります。
飼い主さん:
「『え? 何が起こったの?』って顔のおはぎと、勝ち誇ったおでんの顔が今でも忘れられません。
おはぎはおやつを奪われて悔しい気持ちもあったかと思いますが、おでんに対して怒ることはありません。とっても優しいお兄ちゃんです。一方、弟気質なおでんは、『お兄ちゃんがもたもたしてるから奪われるんだぞ!』って思っていたのかなと想像します」
動画のその後は?
おでんくんにおやつを奪われたりしても普段は怒らないおはぎくんですが、あの日はよほど悔しかったのか「仕返しに成功していた」とのこと。
飼い主さんはおはぎくんの見事な仕返しを目撃し、「ビックリしすぎて言葉が出なかった」と話していました。
【獣医師解説】兄犬のおやつを横取りする弟犬の心理
フセをして「おやつ待ち」をしていた兄犬・おはぎくんと弟犬・おでんくんですが、おでんくんがおはぎくんのおやつを横取りしていました。
この光景からはどのようなことが読み取れるのか、いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
岡本先生:
「兄犬・おはぎくんのおやつを横取りしてしまった弟犬・おでんくんの行動からは、次のような心理が読み取れるでしょう。
・両方とも食べたい
・おはぎくんのおやつのほうがおいしそうに見える
・おはぎくんに食べられる前に食べてしまおう
今回の2頭のやりとりのように、『自分の目の前にもおやつがあるのに、ほかのコのおやつに目がいってしまう(食べてしまう)』という行動は、食欲旺盛なコに多く見られるかと思います」
写真提供・取材協力/
@ohadengramさん/Instagram
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ