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犬を散歩させるときは要注意! 最近話題の危険な虫3選
そこで今回は、海外で大量発生して話題になった虫や、人への危害で話題になった虫など注目を集めている危険な虫について、獣医師の野矢雅彦先生にお話を伺いました。
日本でも流行の恐れ「トコジラミ」
トコジラミは夜行性で、日中は寝具や家具に潜み、夜になると寝ている人の血を吸います。人だけでなく、犬や猫などのペットも吸血し、刺されると強いかゆみが出るのが特徴です。ただ、今のところ感染症を媒介することはないと考えられています。
トコジラミに気付いたときは、すでに増殖しているケースも。自分で駆除するのが難しい場合は、専門業者に依頼するといいようです。
痛みや腫れの全身症状が起こる「セアカゴケグモ」
メスは強力な毒をもち、犬がかまれると患部の腫れや全身の痛みが出ると考えられています。特徴的な背中の赤い模様もメスにしかありません。
セアカゴケグモはおとなしい性質ですが、近づいてきた相手には攻撃するため、もし見つけても愛犬を近づかせないようにしましょう。公園のベンチの下、自動販売機の下、エアコンの室外機の下などに生息しています。
アナフィラキシーショックを起こす危険性がある「ヒアリ」
刺されると火傷(やけど)のような痛みを起こすことから、ヒアリと名付けられました。腹部の末端にある針で毒を注入し、人が刺されるとアナフィラキシーショックを起こすことがあるため、犬が刺された場合も同様の症状が予測されています。
ヒアリを排除すべく水際対策が強化されていますが、それでも現在は港や空港に入り込んでいることが確認されているため、お出かけの際は注意しましょう。
参考/「いぬのきもち」2024年7月号『愛犬を身近な虫の害から守ろう 徹底攻略! 犬を咬む虫・刺す虫』
文/東里奈
※記事と写真に関連性がない場合もあります。
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