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犬がハチに刺されたらどうすればいい? 応急処置の方法を獣医師に聞いた

夏から秋にかけてはミツバチ、アシナガバチ、スズメバチなどを見かける機会も多いかと思います。では、もし愛犬がハチに刺されてしまったらどうすればよいのでしょうか?

「犬がハチに刺されたときの応急処置の仕方」について、いぬのきもち獣医師相談室の山口みき先生に話を聞きました。

犬はどんなときにハチに刺されやすい?

犬がハチに刺されたらどうすればいい? 応急処置の方法を獣医師に聞いた いぬのきもち
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犬は散歩や庭遊び中であったり、キャンプなどのアウトドアを楽しんでいるときにハチに刺されることが多いです。

好奇心旺盛な犬は草むらや藪などに顔を突っ込んだり、におい嗅ぎをしたり、飛んできたハチに顔を近づけたタイミングなどに刺されることが多いといえるでしょう。

犬がハチに刺されたときにみられる症状

犬がハチに刺されたらどうすればいい? 応急処置の方法を獣医師に聞いた いぬのきもち
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犬がハチに刺されると患部に強い痒みや痛みが出ますが、なかにはアナフィラキシーショックという重篤なアレルギー反応を起こすことがあります。

犬がハチに刺されてアナフィラキシーショックを起こすと、刺されてから短時間で全身の脱力、呼吸が苦しいなどのほか、刺された部分が大きく腫れあがることがあるため注意が必要です。

たとえば、犬が顔をハチに刺された場合には、顔全体が腫れあがる症状がみられます。

犬がハチに刺されたときの応急処置の仕方

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犬がハチに刺されると刺された部分に激しい違和感を抱くため、刺されたかどうかは愛犬の様子を観察すればわかるはずです。

ここからは、犬がハチに刺されたときの基本的な応急処置の方法をみていきましょう。

①ミツバチの場合は針を抜く

犬がミツバチに刺された場合はその部位に針が残るため、犬の体から厚紙などを使って針をつぶさないよう、両端から皮膚を押し上げる感じで抜きます。

アシナガバチやスズメバチに刺された場合は皮膚に針は残らないので、②~⑤の順に対応してください。

②患部を水で流す

ハチに刺された患部を流水でしっかりと洗い流します。

③患部を冷やす

ハチに刺された患部をしばらく冷やします。

④アレルギー反応の確認

愛犬にハチに刺されたことによるアレルギー反応が起こっていないかを観察します。

このとき、①~③の過程ですでに脱力や呼吸の乱れ、腫れなどのアレルギー反応が起こっている場合は、速やかに動物病院を受診してください。

⑤動物病院の受診を検討する

愛犬にハチに刺されたことによる何らかのアレルギー反応がみられる場合や数日経っても刺された部位の腫れが引かない場合は動物病院を受診しましょう。

犬がハチに刺されたときの注意点

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愛犬がハチに刺された、あるいはハチに刺されたかもしれないと感じたら、まずはハチを刺激しないようにその場から静かに離れてください。その近くにはハチの巣があったり周りにハチが飛んでいる可能性があります。

愛犬とできるだけ安全な場所に避難してから患部の確認などの応急処置を行いましょう。

お散歩中などに愛犬がハチに刺されないように注意してくださいね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・山口みき先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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