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帰宅した飼い主を“ヒコーキ耳”でお出迎えする柴犬!犬の耳の動きからわかる心理とは

まるでアザラシのような見た目に?
飼い主さんの帰りをヒコーキ耳で待つ凛ちゃん
「おかえりーママ 待ってたよー」
@rinchan.1014
紹介するのは、Instagramユーザー@rinchan.1014さんの愛犬・凛ちゃん(撮影当時6才/柴犬)。

「おかえりーママ 待ってたよー」と投稿された写真には、仕事から帰宅した飼い主さんを迎える凛ちゃんの姿が写っています。大好きな飼い主さんに会えたのが嬉しくて“ヒコーキ耳”になった丸い顔は、まるでアザラシみたい?

飼い主さんによれば、凛ちゃんは飼い主さんの帰宅時には毎回玄関まで一目散に駆けつけてくれるそう。飼い主さんの顔をペロペロとなめたあとは部屋に戻り、ソファで飼い主さんが来るのを待つのがルーティンなのだとか。

凛ちゃんはツンデレな性格だそうですが、このときは少しだけデレて控えめにしっぽを振るのだそうです。

お出迎え姿に飼い主さんは「毎度デレデレ」

この日もソファで帰りを待つ凛ちゃん
別の日のお出迎えの様子
@rinchan.1014
凛ちゃんは飼い主さんがどの程度の時間外出したかどうかは関係なく、いつでもヒコーキ耳で迎えてくれるとのこと。たった5分外に出て戻ってきたときにも、2時間外出したときと同じようにお出迎えしてくれるのだとか。

ただ、飼い主さんの夫である「パパさん」のときはツンツンしたときが多いため、パパさんから「え、可愛い。ずるい」と言われることもあるそうです(笑)

いつも可愛くお出迎えしてくれる凛ちゃんの様子について、「私にはいつも『おかえりー! 待ってたよー! 早くなでてよー!』と聞こえてきます」と飼い主さん。目を細めてやや笑っているように見える口元が、たまらなく可愛いと話します。
飼い主さん:
「とにかく愛おしく、フォルムの可愛さに毎度デレデレです。自分でも信じられないぐらい高い声で、『ただいまーー! りんちゃーん! 可愛いねー』と言うのが私のルーティンです(笑)」

【獣医師解説】帰宅した飼い主さんを“ヒコーキ耳”で出迎える犬の心理

飼い主さんの帰りをヒコーキ耳で待つ凛ちゃん
ヒコーキ耳で待つ凛ちゃん
@rinchan.1014
凛ちゃんは、飼い主さんをお出迎えするときに“ヒコーキ耳”になっていました。凛ちゃんのこの様子からは、どのような心理が読み取れるのでしょうか。

いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。
岡本先生:
「犬は、耳を使って感情を表現することがあります。耳を後ろに倒すヒコーキ耳も、感情表現のひとつです。

ヒコーキ耳をしながら穏やかな表情をしたり、しっぽを振ったりしていれば、リラックスして好意を示したり喜んだりしていると考えられるでしょう。今回の凛ちゃんの表情と行動からも、嬉しい様子やなでられ待ちをしている様子が伝わってきますね。

一方で、耳を倒しながら歯をむき出しにしていたり、表情がこわばっていたりする場合には、威嚇や警戒といった敵意を示しているサインになります。不快なときや、イヤな気持ちが強いときにも見られる傾向があるでしょう」

ヒコーキ耳をしやすい犬の特徴は?

岡本先生:
「ヒコーキ耳をしやすい犬には特徴が見られます。耳が横向きの形になる犬種で、柴犬などの立ち耳の犬種に多いです。そのなかでも、直立耳をもつ犬種はヒコーキ耳になりやすいでしょう。

たれ耳の犬種も耳を動かすことはできますが、ヒコーキの形にはなりません。たれ耳のコが耳を倒した場合は、耳が後ろに引いたように、あるいは少し耳が開いたように見えることが多いでしょう。

ヒコーキ耳にならないたれ耳のコの場合でも、耳の付け根をよく見ると動きがわかります。その際の目つきなどの表情や全体の雰囲気もあわせて観察し、犬の気持ちを理解してあげるとよいでしょう」
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
写真提供・取材協力/@rinchan.1014さん/Instagram
取材・文・構成/雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年2月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。
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