「散歩を終えようとすると地面に寝転がる」柴犬の心理　家に入りたくないの？｜獣医師解説

散歩中に「そっちに行きたくない」「家に帰りたくない」の意思表示をする犬の驚きの行動とは……。

紹介するのは、X（旧Twitter）ユーザー@michiharumomoさんの愛犬・ももちゃん（取材時5才／柴犬）。

朝の散歩を終えて家に帰ろうというタイミングで、ももちゃんは「家にはまだ入らない」と言わんばかりに地面に寝転び、お腹を出して動かなくなってしまったのだとか！

ももちゃんの表情を見ると、気持ちよさそうに寝ているようにも見えますね（笑）

ももちゃんが散歩を終えて「家に入らない」と拒否するのは定番！

飼い主さんのXでは、散歩中に地面に仰向けになって動かなくなってしまうももちゃんの写真が数多く投稿されており、定番となっているよう。

ももちゃんは、いつごろからこの拒否姿を見せるようになったのでしょうか。飼い主さんに話を聞きました。

飼い主さん：
「たしか2年くらい前からだったと思います。行きたい方向が違うときや、家の近くに来たときにこの体勢で動かなくなることが多いですね。

もともと拒否ると抱っこしてたんですけど、抱っこしづらいような体勢を学習したみたいです」

ももちゃんの元気な姿が、「幸せのバロメーター」に

散歩中の拒否エピソードからもわかるように、ももちゃんは頑固な一面があるコなのだそう。「やりたい放題ですね～。頑固かなぁ～、生意気なんです」と話す飼い主さんですが、そんなところもももちゃんの魅力のようです。

ももちゃんは、先代犬の黒柴が亡くなってから家族にお迎えしたコだといいます。大切な家族の一員となったももちゃんへ、飼い主さんはこんな思いを話しています。

飼い主さん：
「ももは先代犬を病気で亡くしてからお迎えしたコなので、これからも元気で長生きしてほしいですね。ももの元気な姿が、幸せのバロメーターです」

【獣医師解説】散歩を終えようとしたときに、お腹を出して動かなくなる犬の心理

朝の散歩を終えて家に帰ろうというタイミングで、ももちゃんは「家にはまだ入らない」といわんばかりに地面に寝転び、お腹を出して動かなくなってしまったようです。

犬のこの行動からは、どのような心理が読み取れるのでしょうか。いぬのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。

岡本先生：
「今回のももちゃんの様子からは、次のような心理が読み取れると思います。

・まだ外にいたくて帰りたくない
・まだお散歩がしたい
・行きたい方向と違って歩くことを拒否している

ももちゃんはお腹を出して動かなくなっていましたが、これは抱き上げられにくいように拒否しているのだと思います。また、『飼い主さんの注意を引ける』『要求が叶う体勢』だと理解して、繰り返している可能性もありますね。

ももちゃんのように、散歩を終えようとするタイミングで拒否する犬というのは、散歩が好きなコに多く見られる傾向があるでしょう」

紹介するのは、X（旧Twitter）ユーザー@michiharumomoさんの愛犬・ももちゃん（取材時5才／柴犬）。朝の散歩を終えて家に帰ろうというタイミングで、ももちゃんは「家にはまだ入らない」と言わんばかりに地面に寝転び、お腹を出して動かなくなってしまうのだとか！　撮影時について、飼い主さんに詳しいお話を聞きました。

（監修：いぬのきもち獣医師相談室　獣医師・岡本りさ先生）
写真提供・取材協力／@michiharumomoさん／X（旧Twitter）
取材・文・構成／雨宮カイ
※この記事は投稿者さまに取材し、了承の上制作したものです。2025年2月時点の情報であり、現在と異なる場合があります。