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ずっと寝ているけど大丈夫? シニア犬に飼い主さんができること
「うちの子は最近ずっと寝てばかり」「ひたすら寝ている」シニア期を迎えた愛犬が、こんなに寝ていて大丈夫なの?と心配してしまうほどよく寝ていると、不安になってしまいますよね?
シニア犬の睡眠について、いぬのきもち相談室の獣医師が解説します。シニア犬の飼い主さんは参考してみてください。
ひたすら寝ているシニア犬、これって大丈夫なの?

シニア犬になると寝る時間は増えていきますが、突然ひたすら寝るようになったのであれば、急病の可能性もあります。
飼い主さんが不安になるほど愛犬が寝ている場合は、一度動物病院で診てもらいましょう。
寝たきりではないのに寝てばかり、愛犬に何かできることは?

シニア犬が寝たきりではない、あるいは動けるにもかかわらず、寝てばかりの場合は、"暇で寝ている"のか、イベントやお出かけ後の"体力的な疲れで寝ている"のか、それとも"病気を抱えていて寝ている"のかを判断するために、まずは病院で診察を受けた方がよいでしょう。
暇で寝ている場合は、頭と体を使うことを意識するとよいです。散歩に行ったり飼い主さんと一緒に遊ぶこと、触れ合うことが気分転換や体力維持にも役立ちます。
しかし、疲れて寝ている場合や病状によってはできない場合もあるので、無理はさせないようにしてください。
シニア犬がずっと寝ていると体に不都合はないの?

健康維持のために睡眠時間の充分な確保は必要ですが、日中に過度に寝てしまうことで、昼夜逆転の生活が起こる可能性があります。
また、寝ている時間が多いと、結果的に体を動かす機会が減ることになるので、食欲不振や便秘が起こることもあるでしょう。
シニア犬の場合は、運動する、ニオイを嗅ぐ、飼い主さんと触れ合う、頭を使うなど、外からの刺激が少ないことで、認知症の進行が早くなるかもしれません。
寝たきりのシニア犬と暮らす飼い主さんへ獣医師からのアドバイス

シニア犬といっても7歳から20歳近くまで年齢も幅広く、介護が必要なシニア犬から持病のない健康なシニア犬までさまざまです。
一概にコレ!ということはいえませんが、それぞれの体の状態にあわせた適度な運動が心と体の健康維持につながるので、心がけるとよいでしょう。
今回は、シニア犬の睡眠についてご紹介しました。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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