愛犬の留守番スタイル、あなたは“フリーにさせる派”と“サークルに入れる派”、どちらでしょうか?今回は、愛犬の留守番スタイルについての再確認をしましょう。もっとも重要なポイントである、「愛犬がいかに安心して、安全に留守番ができるか」に焦点を当てて、正しい留守番スタイルに迫ります!
留守番スタイルはズバリどっち!?
愛犬に留守番をしてもらうとき、フリーにさせた方がいいのか、サークルやクレートに入れた方がいいのか、悩んでしまう飼い主さんも多いことと思います。さて、どちらが正解かというと、愛犬の安全と安心を第一に考えた結果、「サークルの中に入れる」のが正しい留守番スタイルだといえるでしょう。
なぜサークルの中の方がいいの?
留守番中、サークルの中に入れた方が良い主な理由は、サークルの中は愛犬にとって「安全な場所」だからです。フリーにさせておいたときの思わぬ危険とあわせて、その理由をみていきましょう。
①イタズラや誤飲・誤食の防止
留守番時にフリーにしていると、思いもよらぬイタズラをしてしまう場合があります。
(例)
・届かないと思って置いてある割れ物を落として割ってしまう
・うっかり置き忘れた電池を飲み込んでしまう
・大切な書類などをビリビリにされてしまう
しっかり片付けているつもりでも、うっかりは起こってしまうもの。飼い主さんが見ていない時間帯に、こういった危険を100%排除するのはとても難しいため、サークルの中にいてもらうのが安心です。
②災害時の備え
フリーで留守番をさせているときに大地震が起こったら…想像したくもないことですが、地震が多いといわれる日本に住んでいる以上、考えておく必要があるでしょう。落下物で愛犬がけがをすることのないように、とっさに逃げ込める場所として、屋根付きのハウスを用意しておくことが理想です。
③「退屈させたらかわいそう」と思わない
飼い主さんのなかには、「留守番中、サークルに閉じ込めて退屈させるのはかわいそう」などと思う方もいるかもしれませんが、実はこれは間違いです。退屈させないようにするよりも、留守番中、いかに寝て過ごしてもらえるかを考えるようにしてください。寝ていれば退屈も何も感じませんし、何より安全ですよね。留守番中、いかに安心して眠っていられる環境を作ってあげるかを考えることのほうが重要なのです。
基本のサークルは「庭付き一戸建て」
さて、肝心のサークルですが、おすすめは「庭付き一戸建て」です。前述のとおり、災害時のことも考慮して、屋根付きサークルのなかに最低限必要な以下の3つを置いておきましょう。
・クレート(扉は外す)
・水(こぼさないようにボトルタイプがおすすめ)
・トイレトレー
サークルが狭い場合は、同じ種類のサークルを2つ繋げるのもいいですね。留守番時間が長い場合や、1回排泄したトイレシーツは使用しないタイプの子には、トイレトレーを2つ置くか、吸水性の高いトイレシーツを使用するとよいでしょう。
愛犬だけで留守番をさせるときは、やはりいろいろなことが心配になってしまうもの。愛犬の安全を守り、なおかつ飼い主さんが安心してお出かけをするためにも、留守番スタイルは「サークルの中」を基本に、愛犬にとってベストな方法を見つけていきましょう!
参考/「いぬのきもち」2018年5月号『ハイテク家電も取り入れて、より安心・より快適に♪愛犬のためのNew留守番スタイル』(監修:「Can!Do!Pet Dog School」専任インストラクター 川原志津香先生)
文/higarina
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。