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獣医師が教える!室内犬のケージ飼いのメリットや留守番のコツなど

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犬にも落ち着ける自分専用の空間が必要です。今回は、室内犬にとってのケージの必要性と、ケージ飼いのメリット・デメリットをご紹介します。長時間留守番させるときの部屋の準備方法についても写真付きでわかりやすく解説します。

室内犬になぜケージは必要なの?ケージ飼いのメリットとは?

ケージの中にいるミニチュア・ダックスフンド
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

愛犬の安全を守るため

家の中には、犬にとって危険なものがたくさんあります。犬は口に入れて確かめる習性があるため、誤飲や誤食を防ぐためにも、人の生活空間と分けて過ごすことが大切です。また、愛犬を1日中自由にしておくと、どうしても目を離す時間が出来てしまうため、いたずらや事故のリスクが高まります。いたずらを未然に防ぐことによって、飼い主さんのストレスも少なくなり、愛犬とより良い関係が築けるでしょう。

落ち着ける居場所をつくる

犬は野生時代、穴倉の中で生活をしていた名残から、狭い空間に入ると落ち着く習性があります。ケージを愛犬にとって落ち着ける居場所にしてあげることで、安心してくつろいだり、眠ったりすることができるのです。また、ケージに入れたときに鳴いているとかわいそうに思うかもしれませんが、寂しいのではなく、鳴けば出してもらえると期待して甘え鳴きしている場合もあるでしょう。鳴いても無視していれば、ケージに入れて鳴くこともなくなるはずです。

愛犬のストレスを減らす

普段から「ハウス」のしつけができていれば、突然の来客や入院、災害などでケージに入れなくてはならないときに、愛犬にかかるストレスを減らすことができるでしょう。いつも自由にさせているのに来客のときだけケージに入れたりすると、ケージ自体がストレスになってしまうこともあるので、普段からケージに入れる習慣を身につけておけばいざという時に安心ですね。

飼い主さんとの主従関係をはっきりさせることができる

人と同じ空間で過ごしていると、愛犬は自分の方が飼い主さんよりも上の立場だと勘違いし、飼い主さんの言うことを聞かなくなってしまうことがあります。ケージに入れる時間と出して遊ぶ時間を分けることによって、主従関係をはっきりさせることができます。主従関係をはっきりさせることで、犬は自分より順位が上のものからは守ってもらえるという安心感を得ることができ、飼い主さんのほうも、しつけがやりやすくなるでしょう。

いぬのきもち WEB MAGAZINE「犬にケージは必要?愛犬が快適に暮らすためのスペースを作る方法!」

ケージ飼いのデメリットや注意点は?

ケージから顔を出すミニチュア・ダックスフンド
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

ケージ飼いにするからといって、ずっとケージに入れて愛犬を閉じ込めておくわけではありません。ずっとケージに入っているとストレスになってしまうことがあります。散歩はもちろんのこと、飼い主さんが帰宅したらケージの外に出して遊んであげる時間を持ちましょう。また、体の大きさに合ったケージを選ぼうとするとどうしても大きなスペースが必要になるため、場所を取ってしまうのが難点です。

なかにはケージが苦手な犬も

ある程度の時間なら、ケージのなかにいても大丈夫な犬もいますが、犬種や性格によっては合わない場合もあります。大型犬の場合はケージに入れるとかえって窮屈に感じてしまうことも。レトリーバー種やテリア種など、元々運動量が多い犬種の場合は、ケージのなかで過ごす時間を少なめにするといいでしょう。それ以外の時間は運動させ、ケージ飼いのストレスを発散させてあげましょう。

ケージの選び方

ケージの中にいるトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

犬はトイレから離れた場所を寝床に選びたがるため、寝床とトイレを離して置けるサイズの、大きめのケージを用意してあげるとよいでしょう。寝床とトイレが近いと愛犬がくつろげず、そそうの原因となることも。また、犬の頭がケージから出ていると脱走の原因になったり、屋根に頭がついてしまうと落ち着けなかったりするため、ちょうどいい高さのものを選びましょう。たとえば、小型犬の場合だと90cm×180cmくらいの広さがあると快適に過ごせます。

買い替えの目安は?

柵がさびてしまったり、塗装がはげてしまったりしていると、はがれた塗料やサビを愛犬が誤って食べてしまうことがあります。また、ジョイントの部分などは犬が噛んで壊れてしまうこともあるため、こまめにチェックするようにしましょう。

ケージやサークルを使った留守番のコツをご紹介!

日本スピッツ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー

短時間の留守番の場合は、犬はほとんどの時間を寝て過ごしているようですが、飼い主さんが仕事に行っている間など8時間以上の留守番が必要になる場合、起きて過ごす時間もあります。ケージやサークル、クレートなどを使って、愛犬が快適に過ごせる環境を作ってあげましょう!

長時間の留守番には柵付きフリースタイルがおすすめ!

広々としたスペースで落ち着く犬

長時間留守番させる場合、愛犬に広めのスペースを用意し、開放的に過ごさせてあげましょう。危険な場所やイタズラしそうな所には柵を設置して予防します。また、地震などのときに逃げ込めるよう屋根がついたクレートも置いておきましょう。トイレは広めにするか複数置いて置いておけば、そそうの心配もなく愛犬も清潔に過ごせます。

そそうやイタズラが心配な犬は、庭つき一戸建てスタイルで!

庭付き一戸建てスタイルの犬の生活スペース

上の「柵つきフリースタイル」ではそそうをしたり、イタズラをしてしまう犬もいます。そういう場合は、トイレシートを敷き詰めたケージ(サークル)とクレートを紐などで固定し、その中で留守番させる「庭つき一戸建てスタイル」が安心です。犬にとってトイレがわかりやすいのがポイント。広い範囲を警戒しなくて済むため、落ち着いて過ごせます。

狭いサークルはNG!

狭いサークルに入った犬

この写真のように寝床とトイレの区別がつきにくい環境では、不快に感じて排泄を我慢してしまい、飼い主さんが帰ってきてサークルから出したタイミングでそそうをしてしまうことも。また、クレートのような落ち着ける場所がないため、犬が落ち着かず、吠えグセがついてしまうこともあります。

そのときの状況に応じ、室内飼いの犬にとってケージやサークルの中で過ごすことがメリットとなることもあるでしょう。愛犬が普段から快適に過ごせるように、しっかりと環境を整えてあげましょう。

参考/「いぬのきもち」2017年11月号『犬が快適に過ごせる!しつけがしやすい!愛犬にピッタリ♪なGOODSの選び方』(監修:日本動物病院協会認定家庭犬インストラクター ジャパンケネルクラブおよび日本警察犬協会公認訓練士 「DOG IN TOTAL」設立 戸田美由紀先生、ペット用品アドバイザー 愛玩動物飼養管理士 株式会社ペットクラン代表 土屋敢先生)
   「いぬのきもち」2017年5月号『愛犬は快適、飼い主さんは安心 おすすめ時間別お留守番スタイル』(監修:Can!Do!Pet Dog School 代表 日本動物福祉協会認定家庭犬インストラクター 西川文二先生)
監修/いぬのきもち相談室獣医師
文/AzusaS
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

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