犬と暮らす
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犬も心の病気になる!? 増えている犬の「分離不安」原因は
「分離不安」になるきっかけ・原因は?
1)社会化期の経験不足
犬は社会化期(3~12週齢)に、さまざまな物や環境、人に慣れさせる必要があります。しかし慣れさせることをしておらず社会化が不足すると、成犬になってもあらゆるものに恐怖を感じやすくなる傾向があります。
2)お互いへの依存心が高い
愛犬といっしょにいるときに常に抱っこをしたり、話しかけたりして、愛犬だけの時間が無くなってしまうと、飼い主さんに依存しやすくなり、分離不安になりやすくなることがあります。
3)恐怖体験によるトラウマ
たとえば飼い主さんがいない留守番のときなどに、雷の音が怖かったといった恐怖体験をすると、「飼い主さんと離れるとまた怖いことが起こるかも」というトラウマによって飼い主さんを離れられなくなることがあります。
4)体調不良や感覚機能の低下
病気によって体に痛みが出たり、老化によって視覚や聴覚などの感覚器官が弱まり、以前はできていたことができなくなると、犬は不安を感じるため分離不安になりやすい傾向があります。
5)親犬からの遺伝の場合も
犬の性格は親犬の性格を引き継ぐこともあるため、親犬が怖がりだとその子どもも怖がりになることがあります。怖がりな性格の犬は留守番のときに不安を感じやすく、分離不安に注意が必要です。
「分離不安」は最近の犬に多い!?
参考/いぬのきもち18年10月号『いま、気をつけたい犬の現代病 分離不安』(監修:千葉県流山市・ファミリー動物病院副院長 和田美帆先生)
イラスト/小林弥生
文/melanie
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