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犬も心の病気になる!? 増えている犬の「分離不安」原因は

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愛犬が飼い主さんを離れたときに強い不安を感じ、問題行動や体調不良を起こす病気のことを「分離不安」いいます。この病気は、留守番中にそそうをしたり、部屋の家具を破壊する症状が見られるため、飼い主さんは「愛犬が留守番をさせた腹いせをしている」と勘違いしているケースも少なくないようです。気づかないでいると、人の“うつ病”のような病気にまで発展して、常に情緒不安定になってしまうことも…! 「分離不安」という病気になるきっかけや原因を知って、早期発見に役立てましょう!

「分離不安」になるきっかけ・原因は?

分離不安になる要因として、大きく分けて下の5つの理由が考えられています。このうち複数が関係していることも。また遺伝など先天的な要因もあれば、トラウマや病気由来などの後天的な要因もあるので、年齢問わず、どんな犬でもかかるおそれがあるといえます。

1)社会化期の経験不足
犬は社会化期(3~12週齢)に、さまざまな物や環境、人に慣れさせる必要があります。しかし慣れさせることをしておらず社会化が不足すると、成犬になってもあらゆるものに恐怖を感じやすくなる傾向があります。

2)お互いへの依存心が高い
愛犬といっしょにいるときに常に抱っこをしたり、話しかけたりして、愛犬だけの時間が無くなってしまうと、飼い主さんに依存しやすくなり、分離不安になりやすくなることがあります。

3)恐怖体験によるトラウマ
たとえば飼い主さんがいない留守番のときなどに、雷の音が怖かったといった恐怖体験をすると、「飼い主さんと離れるとまた怖いことが起こるかも」というトラウマによって飼い主さんを離れられなくなることがあります。

4)体調不良や感覚機能の低下
病気によって体に痛みが出たり、老化によって視覚や聴覚などの感覚器官が弱まり、以前はできていたことができなくなると、犬は不安を感じるため分離不安になりやすい傾向があります。

5)親犬からの遺伝の場合も
犬の性格は親犬の性格を引き継ぐこともあるため、親犬が怖がりだとその子どもも怖がりになることがあります。怖がりな性格の犬は留守番のときに不安を感じやすく、分離不安に注意が必要です。

「分離不安」は最近の犬に多い!?

流山市にあるファミリー動物病院の和田先生によると、「最近は愛犬と飼い主さんとの関係が昔よりも密になる傾向があり、飼い主さんと離れると強い不安を感じる犬が多くなりました。そのため最近の犬は分離不安にかかりやすい傾向にあります」とのこと。

つねに飼い主さんの後を追う、留守番のときにそそうをしたり部屋の家具などを破壊する、留守番中に吠え続ける、などの問題行動が愛犬に思い当たる飼い主さんは、一度専門家に相談してみると安心でしょう。

参考/いぬのきもち18年10月号『いま、気をつけたい犬の現代病 分離不安』(監修:千葉県流山市・ファミリー動物病院副院長 和田美帆先生)
イラスト/小林弥生
文/melanie

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