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愛犬が突然、ワオーン! 遠吠えに隠された意外な理由とは
愛犬が突然遠吠えをすることってありますよね。何の音もしていないのになぜ……など、不思議に思う飼い主さんも多いでしょう。じつは、遠吠えの理由はひとつではありません。そこで今回は、犬の遠吠えに隠された“意外な理由”を5つご紹介します。
犬同士でコミュニケーションをとるため
犬が遠吠えをする理由のひとつに、祖先であるオオカミが関係しているといわれています。
オオカミが遠吠えをする理由は、自分の居場所を知らせ、群れからはぐれてしまった仲間を見つけるためだったり、仲間とのコミュニケーション手段だったりします。
そんなオオカミの遠吠えをする理由が、犬にも引き継がれていると考えられているのです。愛犬が窓の外を見て突然遠吠えをするときは、ほかの犬とコミュニケーションを取ろうとしているのかもしれません。
ストレス発散のため
遊びや運動不足など、さまざまな原因によって犬はストレスを感じてしまいます。そして犬には、「ストレスを感じると遠吠えをする」という説があるそうです。
カラオケで大きな声を出して歌うことがストレス発散になる人がいるように、犬も大きな声を出すことで、モヤモヤした気持ちを解消し、スッキリしようとしているのかもしれませんね。
寂しさを紛らわせるため
飼い主さんが出かけてしまったお留守番中など、寂しさを紛らわせるために遠吠えをすることもあるようです。
ただし、お留守番中に遠吠え以外にも、粗相をしたり家具を壊したりするなどの問題行動が見られるなら「分離不安」という心の病気にかかっている恐れもあります。気になる点がある場合は、かかりつけの獣医師に相談してみてくださいね。
サイレンや雷の音に反応したため
愛犬が救急車やパトカーなどのサイレンを聞くと、遠吠えをすることはありませんか? これは、サイレンの音が遠吠えの周波数と似ているから。サイレンの音をほかの犬の遠吠えと勘違いして遠吠えしている可能性が高いのです。
また、雷が鳴ると落ち着きをなくし遠吠えを始める犬も。この場合、雷が鳴ることで生命の危険を直感的に察知するなど、犬の野生的な本能に関係していると考えられています。
認知症にかかっているため
犬も人と同じように、「認知機能障害(認知症)」になることがわかっていて、その症状が出やすくなるのは、早くて7才、一般的には11才~15才ごろといわれています。
そのため、7才以上のシニア犬が、夜中に遠吠えや夜鳴きをするようなら「認知症」になっているのかもしれません。ほかにも、徘徊や昼夜逆転の生活、名前を呼んでもなかなか気が付かないなどの症状が見られることがあるので、心配なときは動物病院を受診してくださいね。
このように、犬が遠吠えをする理由はさまざまです。愛犬が遠吠えをしている理由を見つけて、うまく対応してあげるようにしましょう。
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『【獣医師監修】犬の『遠吠え』の理由~やめさせる方法について解説!』(監修:いぬのきもち相談室獣医師)
文/ishikawa_A
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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