甘えん坊、やんちゃ、食いしん坊など、愛犬の性格はさまざま。それぞれの犬の性格ごとに、よく見られる日常のシーンを集めてみました。愛犬の性格や個性に合わせた接し方、性格に傾向が見られる犬種について紹介します。
飼い主さん大好き! 甘えん坊犬の特徴って?
愛情表現が豊かで誰からも愛される
甘えん坊な性格の犬は寄り添ってきたりと飼い主さんへの愛情表現が豊かなので、ますます家族に愛されてかわいがられる存在に。飼い主さんにも、犬と暮らす喜びを感じさせてくれるでしょう。
依存しすぎると、離れることがストレスに!?
常にいっしょにいるのが当たり前になると、動物病院の入院時や災害時、飼い主さんと離れることに不安やストレスを感じやすい犬になってしまいます。飼い主さんが犬と適度な距離感を保つようにし、精神的に自立した犬を目指しましょう。
【甘えん坊犬あるある】かまってくれるまで甘え鳴きアピール
抱っこをせがむ、キュンキュン鳴き続ける、前足や鼻でツンツンつついてきたり、ペロッとなめてきたり……。大好きな飼い主さんに甘えたいという気持ちから、このような行動に。
かわいらしい反面、一頭でいるとストレスを感じる「分離不安」が心配になります。
【こうしよう】要求には応じず、静かになったらかまう
毎回のように犬からのおねだりに応えてしまうと「甘えれば自分の要求が通る」と思ってしまいます。あえて犬を無視して、犬が要求せずに落ち着いているときになでたりかまってあげましょう。
ついつい犬の「甘えんぼアピール」に応えてしまいそうになりますが、ぐっとこらえるほうが甘えん坊犬の心の自立につながります。
おねだりをしやすい甘えん坊が多い犬種は?
飼い主さんがつい甘やかしてしまう愛くるしい小型犬は、おねだりによって自分の要求が通ることを覚えがち。とくにトイ・プードルは頭がよく、あの手この手でおねだりすることも。一方、忠犬というイメージが強い柴は、飼い主さんが自分に忠実に育てようとするあまり、甘やかしがちになる傾向が見られます。
※この犬種ランキングは、監修の先生の見識や『いぬのきもち』読者への調査結果を加味して編集室でまとめました。犬の能力・しつけやすさ・体質は個体差もあるので、順位は参考にとどめ、愛犬に合った接し方を心がけてください。
※両親が純血種のミックス犬の場合は両親の犬種の、両親が純血種でないミックスの場合は似た特徴の犬種の「接し方」を参考にしましょう。
犬の性格は十犬十色!
愛犬のルーツや身体的特徴を知っておけば、毎日のお世話やしつけに役立ちます。
犬の性格で困ったところがあると感じたら、飼い主さん自身の接し方も振り返ってみましょう。犬の行動や要求に合わせるのではなく「飼い主さん主導」で接するとイイコに育つはず。
参考/
「いぬのきもち」2016年12月号『性格TOP5別 イイコになる育て方』(監修:日本動物病院協会家庭犬しつけインストラクター 戸田美由紀先生)
「いぬのきもち」2014年4月号『犬種なんでもランキング』(監修:しつけスクールCan! Do! Pet Dog School代表 西川文二先生)
文/\(m.h)/