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度重なる眼病に襲われた愛犬。右眼の眼球を摘出した、飼い主さんの決意

この特集では、難病や障がいをもった愛犬とその飼い主さんの、闘病や暮らしの様子をレポートします。
今回ご紹介するのは、5才の頃から度重なる眼病を発症したミルヒーくんとそのご家族のお話です。
ミルヒーくんの術後の話や、家族のお世話に工夫についてご紹介します。

1回目の記事|突然、愛犬の目から血が……!度重なる眼病を患ったミルヒーくんのお話

術後のケアはすべて家族で

術後、ミルヒーくんは入院のストレスから膀胱炎に。「これ以上ストレスになるぐらいなら、早めに退院させよう」とかかりつけ医とも相談のうえで帰宅。入院していれば動物病院でやってもらえる術後のケアも、すべて一家が行う覚悟を決めました。

「動物病院から医療用の綿棒を分けてもらい、縫ったばかりの目を消毒しつづけました。痛くて嫌がるので、夫にミルヒーを抱っこしてもらいながら、消毒薬や軟膏をだましだまし塗るんです。」(須美江さん)

病気の進行は止められず…眼球摘出へ

献身的なケアは続けられましたが、それでもミルヒーくんの右目の病気の進行は食い止められず、翌年には傷口がふくらんで結膜炎と網膜剥離も発症。ミルヒーくんは激しい痛みから、どんどん元気がなくなっていきました。苦しむミルヒーくんを見ていられず、一家はかかりつけ医に相談し、右眼球の摘出手術へと踏み切ることになりました。

「先生から『摘出したほうが、このコを苦痛から救ってあげられる』と言っていただき、摘出を決めました。私たちはミルヒーが右目の痛みで苦しんでいるのを、ずっとそばで見ていましたから」と須美江さんは当時を振り返ります。

片目での生活がスタート

手術によって痛みから解放されたミルヒーくんは退院。右目は失いましたが、適切な手術とケアのおかげで、左目は助けることができたのです。こうしてミルヒーくんの片目での生活が始まりました。
(写真は大好きなフルーツを食べるミルヒーくん。食べやすいようにすりおろされたリンゴをスプーンで上手に食べます)


次回は、片目での生活を始めたミルヒーくんの生活の様子や、飼い主さんとの暮らしぶりについてご紹介します。


出典/「いぬのきもち」2019年5月号『困難と闘う!……その先のしあわせへ』
写真/尾﨑たまき
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