犬と暮らす
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眼球摘出手術を乗り越えて幸せに暮らす愛犬 その家族の想いとは
今回ご紹介するのは、5才の頃から度重なる眼病を発症したミルヒーくんとそのご家族のお話です。
ミルヒーくんの右目摘出後のお世話の工夫など、その後の生活についてご紹介します。
片目が見えないぶん、声がけでサポート
「夫が帰宅すると、玄関まで走っていくことがあるのですが、飛出し防止の柵があるので、『柵があるよ!』と声をかけると、ピタッと止まるんです。私たちの言うことが120%わかっているのかも」と、須美江さん。
目薬をさすときも「目薬だよ」というと、さしやすいようにそばでオスワリをするのだそう。熱心な声がけで目の不自由を補っています。
ミルヒーは“家族の中心”
そんなミルヒーくんのために、日中は須美江さんと母の美智代さんが付き添っていますが、夫の省司さんも仕事帰りに、ミルヒーくんの大好物である旬の果物をしょっちゅう買ってくるそう。また、就職をきっかけに家を出た子どもたちも、しょっちゅうミルヒーくんに会いに帰ってきます。
「ミルヒーは家族の中心なんです」と語る須美江さん。
最近では、ミルヒーくんがこれ以上病気で苦しむことがないよう、歯みがきなどのケアや、緊急時の応急処置もかかりつけ医に習っているといいます。
最後の犬だから、できる限りのお世話をしたい
出典/「いぬのきもち」2019年5月号『困難と闘う!……その先のしあわせへ』
写真/尾﨑たまき
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