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涙が出る・いびきをかく…病気のサインになることもある犬の生理現象3選

「あくびをする」「いびきをかく」などの人の生理現象は、犬にもあります。人では健康上問題のない生理現象でも、犬ではストレスや病気のサインになる場合も。今回は、人と犬共通である生理現象について紹介しつつ、犬にとってストレスや病気のサインになる場合についてくわしく解説します。

あくびをする

イラスト/北構まゆ
イラスト/北構まゆ
眠くなった際に体に酸素を取り込みやすくして脳を覚醒させるためなどの理由であくびをすると考えられていますが、その理由は人も犬もはっきりとわかっていません。犬は眠くなったとき以外にも、緊張したときや恐怖を感じたときに自分の心を落ち着かせるための「カーミングシグナル」としてあくびをする場合もあります。数回程度なら問題ありませんが、連続でしたり、長時間続く場合は、不安を感じていたり、体に痛みを感じたりするなどのストレスを受けているサインかもしれません。続くようなら、専門家に相談してみましょう。

いびきをかく

イラスト/北構まゆ
イラスト/北構まゆ
いびきは、睡眠時のリラックスした状態により、気道の一部が狭くなり、空気の抵抗が強まることが原因で、犬も人もほとんど同じ原理で起こると考えられています。犬では、パグやフレンチ・ブルドッグなどの短頭種は気道が狭くなりやすいため、いびきをかきやすいといわれています。いびきをかきやすくなる犬の病気には、軟口蓋過長症や気管虚脱、鼻腔狭窄などがあります。いびきが続くようならそれらの病気の可能性のあるため、一度動物病院を受診しましょう。

涙が出る

イラスト/北構まゆ
イラスト/北構まゆ
犬も人も目の中の異物を洗い流そうとして涙が出ることが多いです。また犬の場合は人のように悲しいなどの感情から涙を流すことはないと考えられています。愛犬が常に涙を流していたり、涙の量が多くなった場合、角膜炎、結膜炎、瞬膜炎、眼瞼内反症、鼻涙管閉塞などの病気の恐れがあります。気になったらかかりつけ医に相談すると安心です。


一見ただの生理現象に見えるしぐさでも、場合によってはストレスや病気のサインになっていることも。愛犬の様子をふだんからチェックし、いつもと違うことがあれば早めに動物病院を受診するようにしましょう。

参考/いぬのきもち2019年11月号「人の生理現象って犬にもあるの?」
イラスト/北構まゆ
文/melanie
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