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冬の健康トラブルを知ろう! 寒さ対策で犬がケガすることも?

高温多湿な気候が苦手な犬にとって、冬は過ごしやすい季節といわれていますが、油断は禁物です。冬の厳しい寒さがきっかけで、犬が病気になったり、ケガをしたりすることもあるので注意しましょう。
ここでは、冬に注意したい犬の病気やケガの一例をご紹介します。

寒い時期はこれらの病気に気をつけたい!

泌尿器に結石ができる「尿石症」に注意

病院にいる犬
getty
寒い冬は水を飲む機会が減り、オシッコの回数が減少しがち。すると、ふだんはオシッコとともに排出される細菌などが体内に残り、泌尿器に石のかたまり(結石)ができることがあります。

膀胱や尿路などの泌尿器に結石ができる「尿石症」という病気になると、オシッコの回数が増えたり、血尿が出たり、オシッコが出なくなったりします。症状が悪化してオシッコが出せなくなると、死に至る危険も。

これらの症状が見られた場合は、すぐに動物病院に行きましょう。

膀胱内で細菌が繁殖すると「膀胱炎」になるおそれも

病院にいる犬
getty
尿石症と同様に、水を飲む量が減りオシッコの頻度が減少することで、膀胱内の細菌が体外に出にくくなります。膀胱内に菌が感染・増殖すると、炎症が起きて「膀胱炎」になることも。

膀胱炎になると、オシッコの回数が増える、血尿が出る、オシッコのニオイが強くなるなどの症状が見られるので注意しましょう。

防寒のつもりがケガにつながることも!?

意外と危険な「低温やけど」

毛布にくるまる犬
getty
冬の寒さがケガを誘発することもあります。たとえば、ホットカーペットやカイロなどに触れ続けると、「低温やけど」してしまうおそれが。

これは、比較的温度の低い暖房器具に、皮膚が長時間さらされることで起こります。ホットカーペットなどの上で寝る時間が長い犬、特にシニア犬や子犬は気をつけましょう。

この場合、皮膚の一部が赤くただれる、水ぶくれができるなどの症状が見られます。

洋服を着せっぱなしにして皮膚トラブルに

横たわる犬
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犬用の服は寒さ対策にも役立ちますが、長時間着せていると皮膚が蒸れ、赤くただれたり毛玉ができたりしてしまいます。

服は長く着せっぱなしにせず、脱がせたらブラッシングして、皮膚への通気性を高めることが大切です。

気になる症状が見られたら動物病院へ!

ソファでくつろぐ犬
getty
ほかにも、「腎不全」や「低体温症」などの病気は、冬にかかりやすいといわれているので注意が必要です。また、子犬などが暖房器具のコードを噛んで遊び、感電してしまう危険性も考えられるでしょう。

冬に起きやすい健康トラブルを知ることで、事前に対策できるはず。愛犬に気になる様子が見られたら、獣医師の先生に相談してくださいね。
参考/「いぬのきもち」2019年12月号『寒さや乾燥などがまねく健康トラブルを全部出し! 冬はこんな病気・ケガに気をつけて』(監修:フジタ動物病院院長 獣医学博士 藤田桂一先生、フジタ動物病院獣医師 酒巻江里先生)
文/松本マユ
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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