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寒い時期でも油断大敵! ノミ・ダニが愛犬にもたらす病気とは?

寒い冬でも愛犬がノミ・ダニの被害に遭うケースがあります。冬だからといって油断はできないノミ・ダニ被害。もし愛犬にノミやダニが寄生してしまったら起こりうる病気と、その症状について解説していきます。小さい虫ですが、油断禁物です。

症例1:ノミアレルギー性皮膚炎

トイプードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ノミに噛まれることで起こるのがノミアレルギー性皮膚炎です。犬に寄生したノミが皮膚に噛みついて吸血すると、激しいかゆみが出ます。ノミアレルギー症状に陥ると、ノミに1匹でも刺されると強いかゆみを伴う皮膚炎を発症します。

寒い冬でもノミ1匹に噛まれてこのノミアレルギー性皮膚炎を発症した例があり、駆虫剤と症状を抑える薬を投与したところ、2週間ほどで症状が改善しました。冬といえどもノミには要注意です。

症例2:家ダニのアレルギー反応

ポメラニアン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ダニによるアレルギー反応には次のような症例もあります。

引っ越しをしたばかりの冬の日に、愛犬の目のまわりが赤くなっていることに気付いた飼い主さん。どうやら、目がかゆくてこすっていたようです。かゆみの原因は、愛犬が家ダニにアレルギー反応を起こしていたためだったそう。動物病院を受診して薬を投与し、部屋を掃除することで症状が治まったようです。 

症例3:口におできができたかと思ったら…

柴
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬の顔、口のあたりにポツンとイボのようなおできが現れたと思ったら実は吸血して大きくなったマダニだったという例もあります。冬の散歩中に、愛犬にマダニが寄生したのがきっかけでした。動物病院でマダニを除去したあと、駆虫剤を投与して大事には至りませんでした。寒い屋外でもダニは生きており、いつ愛犬に寄生してもおかしくありません。

ノミ・ダニは一年通して退治と予防を心がけよう

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルのNoaくん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
ほかにも、ノミをうっかり口にすることで瓜実条虫に寄生される瓜実条虫症などがあります。

このように、体はとても小さいノミ・ダニですが、愛犬に寄生して引き起こすその症状は決して小さなものではありません。また寒い季節でも関係なく、ノミ・ダニは屋内屋外を問わず活動しています。一年を通してノミ・ダニから愛犬を守るため、対策をしていきましょう。
参考/「いぬのきもち」2020年1月号『寒い季節だって油断できないんです!意外なところに潜んでいる!冬のノミ・ダニBUSTERS出動!』(監修:神奈川県横浜市マーサ動物病院院長 小野隆之先生、クリーンプロデューサー ベスト代表取締役 植木照夫先生)
文/紺道ゆあん
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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