犬を楽しませたいと、あれやこれやとお世話をする飼い主さんも多いはず。犬を思う気持ちは大切ですが、飼い主さんが良かれと思って犬にしている行動が裏目に出てしまうこともあります。今回は、飼い主さんがやりがちな犬へのおせっかいをご紹介します。
犬に友達をつくろうとする
人の感覚で犬に友達をつくろうとすることがあるかもしれませんが、これは犬にとっては迷惑かもしれません。犬どうし仲良くなれることもありますが、ほかの犬を苦手に感じるタイプの犬の場合、怖くてトラウマになったり、喧嘩になったりすることも。犬にとっては、飼い主さんがそばにいれば満足なのです。
ほかの犬が苦手で散歩中に吠えてしまうときは、オスワリをさせて犬の名前を呼んでみましょう。飼い主さんに集中することで、ほかの犬に反応せずにやり過ごすことができるはずです。
ドライブ中に犬を自由にさせる
ドライブ中に犬を自由にさせたり、景色を見せたりするのはよくありません。ドライブを楽しんでもらいたいという気持ちからなのでしょうが、クレートから出して自由にすると、万が一の際に危険です。また、走行中に景色を見せるのは犬が酔う原因になったり、車外の動くものに反応して吠える原因になってしまうことも。
犬とドライブをするときは、クレートの中に入れてシートベルトで固定するようにしましょう。クレートの中で静かに休んでいた方が、犬にとって安全でいいドライブになります。
ごほうびなしでしつけをする
しつけの練習中、犬はごほうびをモチベーションにしています。しかし、飼い主さんによっては「物で釣っている感じがする」「ごほうびばかりで犬が太りそう」と考えて、ごほうびなしでしつけをすることが。飼い主さんの、良かれと思っての行動ですが、犬にとっては迷惑な話です。飼い主さんが「いいこ」と言葉で伝えても、ごほうびがないと犬は褒められていると理解できません。
おやつを小さめに切って1日の摂取カロリーを守って与えていれば、太る心配は要りません。ごほうびのおやつを与えながらしつけをした方が、飼い主さんも犬もストレスが溜まりにくいでしょう。
飼い主さんがついやってしまいがちな、犬へのおせっかいをご紹介しました。飼い主さんが犬を思って行動していても、犬は迷惑に感じているかもしれません。ふだんのお世話を見直してみてくださいね。
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『飼い主さんの「よかれと思って」が 犬的には「大きなお世話」な、3つのこと』
文/pinoco
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください