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愛犬が逃げたとき、追いかけるのはNG!? 正しい対処法とは
散歩中にうっかりリードを放した隙に、愛犬がどこかへ走っていってしまった……! こんな状況になれば誰だって焦りますよね。しかし実は、ここで愛犬を追いかけるのはNG。愛犬が逃げてしまったときの正しい対処法をご紹介します。
愛犬が逃げたときに追いかけるのはNG!?

追いかけずにむしろ離れてみよう
散歩中についリードを放してしまったり、家のドアが開いていたりして、犬が脱走するケースもあります。
愛犬が外へ逃げてしまうと「早く捕まえなきゃ!」という気持ちから、愛犬を走って追いかけたくなるでしょう。
しかし、愛犬が逃げてしまったときは追いかけるのではなく、むしろ愛犬から離れるのが効果的なのです。
逃げてしまった犬を呼び戻す方法って?
まずは愛犬が遠くに行ってしまう前に名前を呼び、飼い主さんに注目させてください。それからおやつを見せ、数歩下がってみましょう。
犬には「動くものを追う」という狩猟本能があるため、動く飼い主さんを見ると本能が刺激されます。好きなおやつもあるので、飼い主さんを追うように戻ってきやすくなりますよ。
ふだんから追いかけっこを練習しておくとさらに◎

犬が脱走したときに上手に対処するには、ふだんから準備しておくことが大切です。
万一の場合にすぐにおやつを出せるよう、おやつはポーチなどに入れ、取り出しやすいところに置いておくといいでしょう。
また、日ごろから遊びに「追いかけっこ」を取り入れ、いざというときに飼い主さんを追いかけやすくなるよう練習するのもおすすめ。
たとえばサッカーのように、飼い主さんがボールをキープして犬に追いかけさせる遊びが有効です。このような「追いかけっこ」を繰り返し、犬に「飼い主さんのそばに行くのは楽しい」と認識させるといいですよ。
脱走防止のためにできる対策は?

犬が逃げてしまったときの対処法をご紹介してきましたが、もちろん脱走しないに越したことはありません。
脱走を未然に防ぐためにも、脱走しそうな場所にフェンスを設置したり、目を離すときはハウスに入れたりするといいでしょう。散歩中にウンチを拾うときは、誤ってリードを放しやすいため、リードを足で踏んで押さえると◎。
雷や花火などの音にびっくりして逃げてしまう犬もいるので、苦手な音を聞こえにくくする、おもちゃなどで遊んで気をそらすなどの工夫も必要です。
いざというときに冷静に対処するためには、日ごろからの準備が大切。おやつをすぐに出せるようにしたり、犬の狩猟本能を利用した追いかけっこをしたりと対策しておきたいものですね。
いぬのきもち WEB MAGAZINE「あ!愛犬が逃げた…!そんなとき追いかけるのはNG、正しい対応は?」
いぬのきもち WEB MAGAZINE「【専門家監修】犬の脱走――迷い犬にさせないための防止対策と探し方」
参考/「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『あ!愛犬が逃げた…!そんなとき追いかけるのはNG、正しい対応は?』(監修:SKYWAN!DOG SCHOOL代表 井原亮先生)
「いぬのきもち」WEB MAGAZINE『【専門家監修】犬の脱走――迷い犬にさせないための防止対策と探し方』(監修:いぬのきもち相談室獣医師)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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