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犬の脱走~脱走の原因と対策、脱走癖の直し方、迷子になったときの探し方について~

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愛犬の脱走・迷子対策はできていますか? 愛犬を脱走させないためにどうしたらいいのかをあらかじめ知っておけば、迷子の予防にもなりますよ。

犬が脱走するのはなぜ?

犬はもともと「獲物を見つけたら追いかける」という習性があります。そのため、犬が散歩中に鳥や猫など動くものを発見すると、本能が刺激されて突発的に走り出してしまうのです。また、雷や花火といった大きな音が怖くてパニックを起こし、本能的に逃げ出してしまう犬もいます。

脱走によって、犬にはどんなリスクがあるの?

犬が脱走したケースでは、「雷でパニックを起こし、キャリーバッグから脱走した」、「散歩中に首輪が外れて逃げてしまった」、「ウンチの処理中に犬が走り出し、ついリードを離してしまった」、「玄関のドアを開けたとたん、犬が外に飛び出した」など身近に起きる例が多いものです。散歩中やお出かけ先で犬が脱走すると、迷子になってしまい見つけ出せないばかりか、交通事故に遭うなどのリスクも考えられます。

犬の脱走を防止するには?

散歩中やお出かけ先での愛犬の脱走を防ぐのはもちろんですが、意外にも多いという、自宅からの脱走の防止法についても紹介します。

散歩・お出かけ先での脱走を防止

散歩やお出かけ先でよく見られる脱走シーンといえば「ウンチの処理中」と「車の乗り入れ時」。脱走の防止法はすぐに実践できるものばかりなので、万が一のときのために備えておきましょう。

●ウンチの処理中
散歩中に誤ってリードを離さないために、ウンチの処理中はリードを足で踏みながら処理をしましょう。

●車の乗り入れ時
車の乗り入れ時は、犬が興奮しやすく急に車から飛び出すことも。リードの取り外しは、愛犬がクレートの中にいる状態で行うよう習慣づけましょう。

●脱走防止に役立つトレーニング
・「オイデ」
誤ってリードを離しても、「オイデ」ができたら愛犬を呼び戻せるので安心。まずは家の中で練習し、慣れてきたら外で愛犬にリードをつけ、家の中と同じように練習をしてみましょう。

・「首輪をつかむ」
犬の首輪をつかもうと急に手を出すと、嫌がって逃げることが。いざというとき、愛犬をすぐに捕まえられるよう、正面から首輪をつかまれることに慣れさせておくといいですね。①愛犬の正面から首輪をつかみ、②首輪をつかんだまま、別の手でおやつを与えてほめる、の2ステップで慣れさせましょう。

自宅からの脱走を防止

「愛犬は自分から外に出ないから心配ない」という過信は禁物です。家にいても愛犬が脱走するケースはけっこう多いので、脱走しないための対策は必要です。

●愛犬から目を離すとき
来客などで愛犬から目を離したすきに、開けていた窓から脱走することも。愛犬に注意を払えないときは、窓を閉めきった部屋やハウスに入れましょう。

●近づけないようゲートで仕切る
少しでも脱走する可能性がある場所なら、愛犬が近づけないようにゲートなどを置くのも手。ゲートは、愛犬が飛び越えられない高さのものを選びましょう。

●家の中でも首輪をつける
犬の体を抱えて捕まえるのは至難の業。首輪がついていれば捕まえやすくなります。脱走を防ぐために、家の中でも首輪をつけておくといいでしょう。ただし、かじりグセがある犬の場合は、首輪や鑑札などの装着時には誤食に注意しましょう。

音が原因の犬の脱走グセの直し方

犬は音が怖いと、パニックを起こし本能的に逃げ出すことがあります。雷や花火の音を怖がる犬も多く、夏は迷子になる犬が増えるのだとか。脱走予防の観点から考えると、普段から愛犬が苦手な音を聞かせ、慣れさせておくといいですね。

●愛犬が好きなことをしているときに苦手な音を聞かせる
食事や遊んでいるときなど、愛犬が好きなことをしている間、録音された苦手な音(花火や雷など)を聞かせます。愛犬が怖がっていなければ、徐々にボリュームをアップしましょう。

愛犬の苦手な音が鳴ったときの工夫

雷や花火など愛犬の苦手な音が鳴ったときは、気をそらす工夫をしましょう。初めのうちは少し気になっている程度でも、どんどん怖さが増してパニックを起こす犬もいるものです。

・ラジオやテレビの音量を上げ、愛犬と遊ぶ
苦手な音を聞こえにくくするために、ラジオやテレビの音量を上げましょう。さらに愛犬の気をそらすために、おもちゃなどでいっしょに遊ぶとより効果的。

・飼い主さんが落ち着いて接する
怖がっている犬に過剰に接すると、さらに音に怖がるように。飼い主さんは愛犬をゆっくりなでて、安心させましょう。

脱走して犬が迷子になった場合の対策と探し方

脱走して迷子になってしまったとき、愛犬をすぐに見つけ出すために、あらかじめできることがあります。それは、飼い主さんの連絡先がわかるのものを常に犬に身につけさせておくこと。犬が鑑札をつけていれば、迷子犬を収容する自治体の施設などが、飼い主さんへ連絡できます。迷子札もつけていれば、一般の人が保護しても連絡をくれる可能性も。ただ、どんなに脱走対策をしていても、愛犬が行方不明になってしまう恐れがあります。実際に迷子になったときの探し方も知っておくと安心でしょう。

迷子対策

・鑑札
鑑札は居住の市役所などに愛犬や飼い主さんの情報を登録してもらうもの。飼い主さんは、愛犬が生後90日を過ぎたら必ず登録しなければなりません。また、鑑札を愛犬に身につけさせることは法律上の義務です。

・迷子札
飼い主さんの連絡先を記入し、首輪につけるものです。連絡先を刻印するタイプや文字が直接外に露出しないタイプのものを選ぶと劣化しにくいメリットも。

・マイクロチップ
犬の体に識別番号が登録されたマイクロチップを埋め込み、犬の情報を管理するものです。迷子犬を収容する施設や動物病院などが読み取り機で番号を読み取り、照合して飼い主さんに連絡する仕組み。マイクロチップは動物病院で装着できます。首輪や鑑札などのかじりグセのある犬は、マイクロチップを装着するのも手です。

迷子になったときの探し方

1)「動物愛護相談センター」や警察に連絡
まずは迷子犬を収容する施設である「動物愛護相談センター」や最寄りの警察に、愛犬が迷子になったことを連絡しましょう。そのとき、自宅の連絡先や携帯電話番号はもちろん、犬の名前や犬種、年齢、性別、毛の色、体の大きさや首輪の色、いなくなった時間や場所などを細かく説明するといいでしょう。

2)愛犬が散歩コースや家の周辺にいないか探す
犬はかぎ慣れたニオイの場所に行くことがあるので、迷子犬は散歩コースや家の周辺を歩いていることが多いです。通行人に愛犬の写真を見せ、見かけなかったか聞きながら探して。
・探すときに持っていたほうがいいアイテム
愛犬の写真/リード/おやつ/おもちゃ

※2)でも愛犬が見つからなければ、次の3)と4)の方法で探します。

3)1、2日おきに再度、「動物愛護相談センター」や警察に連絡を
愛犬が「動物愛護相談センター」や警察に保護されていても「連絡があった犬に似ていない」と判断されている可能性も。1、2日おきに連絡して再度確認してもらいましょう。また、全国の迷子犬を写真つきで掲載している環境省が運営するインターネットサイト(環境省収容動物検索情報サイト)をチェックするのも手。

4)愛犬の張り紙を作り、動物病院などに張らせてもらう
犬を飼っている人は、犬が1頭で歩いていることを不審に思ったり、犬の特徴を覚えやすいもの。犬の飼い主さんがよく行く場所である動物病院やペットショップなどに、愛犬の写真や情報を載せた張り紙を掲示してもらうと、ほかの飼い主さんの目にとまりやすいでしょう。

「愛犬が脱走する心配はない」と思っていても、何かのきっかけで脱走することがあるかもしれません。そんなときに慌てないためにも、日ごろから脱走させない習慣を身につけることはもちろん、首輪や鑑札をつけるといった迷子対策や、もしものときの対処法を知っておくと安心ですね。

出典:『いぬのきもち』2010年8月号「愛犬を迷子・脱走させないためには?」 (監修 金子真弓先生)

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