犬の散歩になかなか行けないときは、おうちの中でたくさん遊びましょう! 今回は、犬のおもちゃや身近にあるものを使って楽しくできる「室内遊び」をご紹介します。愛犬とのスキンシップにはもちろん、トレーニングになる遊びもあるのでぜひチャレンジしてくださいね。
ロープの輪っかをジャンプ!「ねじねじ輪くぐり」
最初にご紹介する「ねじねじ輪くぐり」は、長めのロープおもちゃをねじって輪っかを作り、愛犬にジャンプでくぐってもらう遊びです。
1・ロープの輪っかを愛犬の前へ
まずはロープおもちゃをゆるくねじり、輪っか状にします。これを片手に持ち、愛犬の目の前にぶら下げます。
2・フードで誘導しジャンプさせる
ロープおもちゃを持っていない方の手にフードを握って、ロープをはさんで愛犬と反対側から「ジャンプ!」と声をかけて誘導し、輪をくぐらせます。
なお、フードは1日の食事で与える分から差し引いて使ってください。
飼い主さんも一緒に楽しめる「ボールdeカーリングごっこ」
愛犬と飼い主さんが一緒に遊べるのが、「ボールdeカーリングごっこ」。テープで作った円をめがけてボールを転がす、カーリングをイメージしたゲームです。ボールとテープがあれば簡単にできますよ。
1・テープで円を作る
ゲームを始める前に、ビニールテープや布ガムテープなどを使い、床に円形の枠を作ります。枠が小さいほど難易度がアップするので、お好みで調節してくださいね。
2・ボールを枠に向かって転がす
愛犬にマッテを指示し、枠に向かってボールを転がします。転がすと同時にマッテを解除しましょう。
先にボールをキャッチしたら……愛犬の勝ち!
転がしたボールが枠に入る前にキャッチされたら、愛犬の勝ち。ごほうびにフードを与え、ボールと交換しましょう。「ボールを3回取れたら特別なおやつと交換」などとルールを決めるのもOKです。
ボールが枠内に入ったら……飼い主さんの勝ち!
また、キャッチされずにボールが枠内に入ったら飼い主さんの勝ち。ボールを愛犬に取ってきてもらってもいいでしょう。
トレーニングにもなる「ゆうわくわくわくゲーム」
室内遊びの中でも上級編なのが、マッテの指示を出したあとにわざと愛犬を誘惑する「ゆうわくわくわくゲーム」。トレーニングとしても使える遊びです。
1・オスワリとマッテの指示を出す
2・わざと誘惑する
マッテの状態をキープさせたまま、目の前でおもちゃやおやつを使って誘惑しましょう。ボールを転がしてみたり、おやつの袋を振って音を立てたりするといいですよ。飼い主さんがゴロンと寝転んでみるのも◎。
3・マッテをキープできたらフードを与える
誘惑しても愛犬がマッテの状態を維持できたら、ほめてフードを与えます。途中で反応してしまった場合は、手順1からやり直してみましょう。
なかなか散歩に行けないときは、愛犬もエネルギーが発散できなくなってしまいがち。室内で思い切り遊ぶことで、愛犬との絆を強めるのにも役立ちます。ご紹介した3つの遊びに、ぜひトライしてみてくださいね!
参考/「いぬのきもち」2020年1月号『寒いの得意でも、苦手でも、いっしょにあったまろう♪アウトドア派 おうち派 冬遊び』(監修:「Can!Do!Pet Dog School」代表 西川文二先生)
文/松本マユ
※一部写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と一部写真に関連性はありませんので予めご了承ください。