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獣医師解説:老犬の排泄を介助する3つの方法

シニア犬が、排泄時にバランスを崩すようになった、失敗が多いなど気になることはありませんか?犬の「排泄介助」について、いぬのきもち獣医師相談室の獣医師が解説します。

老化による犬の排泄の変化と介助のサイン

獣医師解説:老犬の排泄の変化と介助方法
愛犬の老化や体の変化に早く気がつくためにも、排泄の仕方を観察しましょう。
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犬は小型犬で13才、中型犬で10才、大型犬で8才頃になると高齢とされ、排泄の仕方の変化に飼い主さんが気づくことが多いでしょう。

若くて健康な頃は「我慢する」「排泄する」という体のコントロールが自然にできますが、シニア犬は、我慢できずにそそうをしたり、排泄時に足腰が弱って踏ん張れないなど、排泄の変化が増えてきます。

また、膀胱の機能が衰えて頻尿になったり、排尿時に尿を出し切れずに尿漏れが起こることもあります。このような様子がみられたら排泄の介助をはじめましょう。

シニア犬の排泄介助の方法

獣医師解説:老犬の排泄の変化と介助方法
排泄の変化に気がついたら、そのコにあった排泄介助をしてあげましょう。
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ではここからは、シニア犬の排泄介助の方法をご紹介します。

①排泄時に支える

排泄時に後肢が震えたり、排泄姿勢が辛そうな場合は、お腹の下に腕を入れたり、腰のあたりを支えてあげてください。

介護用ハーネスを使用したり、タオルやマフラーをお腹の下をくぐらせて、下半身を持ち上げて支えるのもよいでしょう。

②トイレの数、排泄させる回数を増やす

シニア犬は、トイレまでの距離が遠いと立ち上がってトイレに向かうことも大変で、間に合わないことがあります。

このような場合は、犬の行動範囲にトイレを数カ所用意すると、移動の負担を減らすことができるのでおすすめです。

また、外で排泄させる場合は、朝夕のお散歩でトイレを済ませて問題がなくても、できれば昼にも外に出るなど、排泄させる回数を増やしてあげましょう。

③オムツを使用する

そそうが増えて飼い主さんが掃除や洗濯で大変だと思うようになったら、陰部や皮膚のかぶれに注意しながらオムツの使用を検討するとよいでしょう。

ペット用のオムツやマナーバンドの他にも、ヒトの赤ちゃん用のオムツに尻尾の穴をあけて代用したり、尿取りパッドを重ねて使うと、オムツ代の節約になります。

介護を頑張りすぎないことも大切

獣医師解説:老犬の排泄の変化と介助方法
長年共に過ごした愛犬との幸せな時間を大切に。
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老化によるトイレのそそうは仕方のないことで、犬の自尊心が傷つくともいわれています。家族がビックリしたり悲しむ顔を見ることは犬にとって辛いことです。

そそうを失敗とせず、長生きした証としてお互いにハッピーになれるのであれば、介護を頑張りすぎずに、オムツを使うという選択肢も大切です。
監修:いぬのきもち獣医師相談室
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください

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