犬と暮らす
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なぜ吠える? チャイム音やほかの犬に吠える愛犬の気持ちをホンヤク!
吠える愛犬の気持ちがわかれば、問題解決の道も開けます!
でも愛犬は、飼い主さんを困らせようとして吠えているのではありません。
どうして吠えているのか、そのときの愛犬の気持ちを正しく理解すれば、おのずと対処法も見えてくるもの!
これ以上、愛犬の吠えグセで悩まされないためにも、さっそく吠えている愛犬の気持ちを人の言葉に”翻訳”してみましょう!
チャイム音に吠える愛犬の気持ちを翻訳!
そのため、テリトリーに侵入してきた他人に対して、
『不審者が来た!こっちにこないで……』
と警戒して吠えています。
愛犬は、『飼い主さんもこんなに慌ててるんだから、自分ももっと吠えないと!』
と思い、さらに激しく吠えるように。
つまり愛犬は、
『自分が吠えたことで不審者を追い払えた!』
と勘違いしているのです。
そのため、チャイムが鳴るたびに、『吠えれば不審者が消える』と考え、吠え続けるのです。
新しいチャイム音に慣れさせて対策を!
新しいチャイムを用意したら、チャイムをつけ替えてしまう前に、まずは新しいチャイム音を鳴らしてはおやつを与え、「新しいチャイム音=おいしいものがもらえる」と教えます。
慣れたら、新しいチャイム音を鳴らすたび、愛犬をハウス(クレート)に入れてからおやつを与えるようにします。
すると徐々に愛犬は、「新しいチャイム音が鳴る→ハウス(クレート)に入る→おいしいものがもらえる」と一連の流れを関連付けて覚えていくはず。
この流れがスムーズになったら、そこで初めて自宅のチャイムを新しいものにつけ替えましょう。
そして、実際に他人が来て新しいチャイム音が鳴ったら、愛犬にはハウスの指示を出しておやつを与え、吠えさせないようにしましょう。
ちなみに後からつけ替えるチャイムは、量販店やネット通販などで気軽に購入することができますよ。
ほかの犬に吠える愛犬の気持ちを翻訳!
ではなぜ愛犬は、ほかの犬に吠えるのでしょうか?
『怖いから、こっちに近づかないで……!』
と思って、唸ったり吠え始めたりします。
このとき愛犬は怖さが極まって、
『お願いだから、こっちに近づいて来ないで!! あっちへ行って~!!』
と吠えています。
このとき愛犬は、なんと、
『自分が吠えたから、相手が遠ざかった!』
と思っているのだとか!
そのため、次にまたほかの犬とすれ違う際、
『吠えれば相手が消えてくれる』
と思って、激しく吠えるのです。
ほかの犬が見えたら、おやつを与えながら離れよう
おやつで気を引くことで吠えさせずにすれ違いましょう。
繰り返すうちに、「ほかの犬がくると、おいしいものがもらえる」と覚え、ほかの犬への警戒心も弱まりやすくなります。
犬は、いったん「吠えれば解決する」と学習してしまうと、それがどんどん習慣化してしまいがち。
そうさせないためにも、まずは愛犬の気持ちを正しく知って、吠えなくても済むように予防策を講じられるといいですね!
参考/「いぬのきもち」2020年5月号『愛犬の気持ちをホンヤクします!』(監修:Can ! Do ! Pet Dog School代表 西川文二先生)
文/h.taco
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