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犬が水を飲み続ける、食べても痩せていく…知っておきたい犬の「ホルモンの病気」

ふだんは体の機能を正常に保つ働きをしているホルモンですが、その分泌が少なくなったり、多くなったりすることで犬も病気になることも。今回は、ホルモンが関わる病気について、その症状や治療法をくわしくご紹介します。とくにホルモンの病気はシニア犬に多い傾向にあるため、シニア犬を飼っている飼い主さんはぜひチェックしてみてください!

多飲多尿や脱毛が見られる クッシング症候群

イラスト/コルシカ
体のミネラルの調整をする「コルチゾール」というホルモンが出すぎて、多飲多尿や脱毛などの症状があらわれる病気で、副腎皮質機能亢進症とも言います。糖尿病や血栓症などの命にかかわる病気の引き金になる場合も多い怖い病気。原因は大きく2つあるといわれています。1つ目はコルチゾールが出る副腎に異常が起きるもの。2つ目は「コルチゾールをつくれ!」と指令を出す脳の下垂体に異常が起きるもの。犬では9割が下垂体の異常で起こるとされています。治療は腫瘍の切除や、ホルモン量をコントロールする薬で行います。

血糖値があがりすぎる 糖尿病

膵炎、肥満、遺伝的な要因などが原因で糖分の代謝を促す「インスリン」が出にくくなり、血液中に異常なほど糖分が残ってしまう病気です。糖分を栄養として利用できなくなるので、いくら食べても体が飢餓状態になり、命にかかわります。血液中の血糖値を下げようとして体は水分を欲するので、水を大量に飲むなどの行動が見られるのも特徴です。食事を療法食に変え、インスリンを投与するなどして継続的に治療しますが、完治は難しいとされています。

愛犬が怒りっぽくなる! 上皮小体機能亢進症

イラスト/コルシカ
甲状腺の横についている上皮小体から分泌され、血液中のカルシウムを調節する「パラソルモン」というホルモンが過剰に出すぎる病気。副甲状腺に腫瘍ができることなどが原因のことが多いです。血液中の高カルシウム状態が続くことで、神経が過敏になり怒りっぽくなったり、興奮や震えなどの症状が出ます。腫瘍を切り取る手術や、カルシウムを調節する薬で治療します。

悲しそうな顔になる⁉甲状腺機能低下症

甲状腺炎や甲状腺腫瘍により、体の新陳代謝を促す「サイロキシン」というホルモンが不足することで発症する病気。顔の筋肉がゆるむため悲しそうな表情になる、代謝が低下して元気がなくなる、太りやすくなるなどの症状があらわれます。いずれの症状もゆっくりと進行するため、飼い主さんが気づくのが難しいのが特徴で、とくにシニア期に多い病気。治療は定期的に血液検査をしてホルモンを補充し、症状を抑えます。


いかがでしたか? ホルモンの病気は、愛犬のしぐさの変化から気づけるものもありますので、気になったらかかりつけの獣医師に相談するといいですね。


参考/いぬのきもち2020年5月号『病気、しつけ、感情も! すべてにかかわっていた! 気になるホルモンのことすべて』(監修:「石田ようこ犬と猫の歯科クリニック」院長 石田陽子先生)
イラスト/コルシカ
文/melanie

※写真はイメージです。
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