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犬がいると幸せになる科学的根拠4 健康的に?会話が増える?

「犬がいると幸せ!」と思っている飼い主さんは多いでしょう。たとえ嫌なことや悲しいことがあっても、愛犬の顔を見れば気持ちが楽になりますよね。実は、「犬と一緒にいると幸せ」と感じるのには科学的な根拠がありました。今回は、犬が私たちにもたらしてくれる“幸せの根拠”をご紹介します!

リラックスモードになり日々癒される

笑顔のポメラニアン
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬がいて幸せに感じるのは、犬と一緒にいると副交感神経がオンになり、ストレスが減ることが関係しています。

犬といると、人の体からはオキシトシン、βエンドルフィン、セロトニンといった物質が分泌されます。これらは心身を休息状態にする副交感神経を優位にするはたらきがあるため、犬と一緒にいるとリラックスできるのです。

また、オキシトシンにはストレスホルモンを抑制する効果もあります。実際にストレスホルモンの変化を調べた研究では、犬とペアを組んだ人のストレス度合いがもっとも低いことが判明しました。

健康維持しやすくなる

海辺のジャーマン・シェパード・ドッグ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬がいると、散歩に行ったり外で遊んだりと、体を動かす機会が増えますよね。2002年~2005年にアメリカで行われた調査では、犬を散歩に連れていく飼い主さんは、ほかの人よりも肥満度が低いという結果が出ました。

また別の研究では、犬を飼った1~10カ月の間、頭痛や風邪などの健康問題が減少したとも報告されています。このように健康維持しやすくなるのも、犬がいるとハッピーになれる要因のひとつといえるでしょう。

人との会話が増え、知人・友人も増える

花とチワワ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
2005年にオーストラリアで行われた研究では、犬と散歩する人の83.3%が「散歩中にほかの飼い主さんと話す」と回答しました。また飼い主さんの半数が、「犬を通じ近隣と知り合いになった」とも答えています。

犬がいると人や地域との結びつきが深まり、結果として幸福度も増すのかもしれませんね。

子どもの学習能力がアップする

笑顔の柴犬
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
小学3年生を対象にした研究では、犬に本を読むグループとそれ以外のグループで、読書速度や正確性などを調査しました。すると犬に本を読むグループは、ほかのグループよりも読書速度と正確性などが高まったそう。

これは、犬がいることで気持ちが落ち着き、集中して本を読めたのだと考えられます。犬は子どもの学習能力にも、いい影響を与えてくれるといえそうですね。
さまざまな研究から、犬は人にいい影響をもたらすことが判明しています。犬はそこにいるだけで、みんなをハッピーにしてくれる存在。たくさんの幸せを運んでくれる犬に、愛情をもってお返ししたいものですね♪
参考/「いぬのきもち」2020年11月号『11月号は“いぬの日”スペシャル号!「犬がいると幸せ」の法則。』(監修:東京都立大学名誉教授 放送大学客員教授 アニコムホールディングス株式会社顧問医師(2016~2019) 「人と動物の関係学」研究会代表 星旦二先生、麻布大学獣医学部動物応用科学科介在動物学研究室教授 獣医学博士 菊水健史先生)
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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