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【2022年最新】犬の首輪 正しい選び方とおすすめ ハーネスとの違いや使い分けも

愛犬の首輪選びでお悩みのかたもいるでしょう。そこで今回は、犬の首輪の種類や特徴、家庭犬しつけ専門ドッグトレーナー・戸田美由紀先生にうかがった犬の首輪の選び方やハーネス使用時の注意点について解説します。編集部が通販サイトランキングからピックアップしたおすすめの首輪もご紹介するので、あわせて参考にしてみてくださいね。

戸田 美由紀 先生

 家庭犬しつけ専門ドッグトレーナー
 「DOG IN TOTAL」代表

 埼玉県全域、近隣都県へ出張して個別レッスンを行う。
 行政主宰の犬のしつけ教室講師や遠方の方には有料電話相談などを行っている。
 「いぬのきもち」ほかメディアでの記事監修・執筆も。

●資格:日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター/ジャパンケネルクラブ公認訓練士/日本警察犬協会公認訓練士/さいたま市動物愛護推進委員

●書籍:『ほめてイイコに!犬のしつけ&ハッピートレーニング』西東社 監修/『新版 子犬の育て方完璧宣言!』誠文堂新光社 共著

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犬用の首輪にはどんな種類がある?

紫色の首輪
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の首輪は日常使いができるものと、トレーニングに使用するものとに大きく分けられます。

日常使いができるタイプ

日常使いができる首輪としては、以下の3つが挙げられます。
  • ストッパーを穴に挿してサイズ調整する革製の「ベルト(バックル)タイプ」
  • ワンタッチで装着ができる布製の「クイックタイプ」
  • 金属製のチェーンの部分が布やナイロン製になっている「マーティンゲールタイプ」
これらのタイプはどの犬種でも使用でき、耐久性やデザインにも優れているものが多いため、日常生活で取り入れやすいと人気があるようです。

主にトレーニング目的で使われるタイプ

一方、以下の3つは、引っ張りグセなどをしつけるときなどに使うトレーニング用の首輪です。
  • 肌に当たる部分が鎖でできた、引っ張ると首が締まる「フルチョークタイプ」
  • 肌に当たる部分に金属や布地を使っている「ハーフチョークタイプ」
  • 首だけでなくマズルにも巻きつけて使う「ジェントルリーダータイプ」
これらは大型犬や中型犬など、使用できる犬種が限定されているものが多く、使用する際にはプロのトレーナーなどの指導を受ける必要があります。

犬の専門家のおすすめは「ベルト(バックル)タイプ」と「クイックタイプ」

首輪をして散歩するジャック・ラッセル・テリア
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
家庭犬しつけ専門ドッグトレーナーである戸田美由紀先生(以下、戸田先生)に、ふだんどのような首輪を使っているのかうかがったところ、

戸田先生:
「私はベルト(バックル)タイプと、クイックタイプを使っています」

との回答が。それではバックルタイプとクイックタイプには、それぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

「ベルト(バックル)タイプ」のメリット・デメリット

ベルト(バックル)タイプの首輪は、しっかりと装着できて外れる心配がほとんどないのがメリットでしょう。また、耐久性があり劣化しにくいのもポイントです。革製などの丈夫な素材のものも多く、大型犬には特におすすめです。ただし、デザインは限られる傾向があります。

「クイックタイプ」のメリット・デメリット

クイックタイプの首輪は、装着が簡単というメリットがあります。さらにデザインも豊富で、リーズナブルなものが多いというのもポイントでしょう。
一方、デメリットとしては、犬の毛が挟まることがある点が挙げられます。また、ものによっては何度も装着しているうちに、プラスチック部分が緩くなることもあるようです。

犬種によっては「プレミアムカラー」もおすすめ

ちなみに前述した首輪以外にも、「プレミアカラー」と呼ばれる首輪があり、別名「マーティンゲール」「グレイハウンドカラー」「リミテッドスリップカラー」とも呼ばれています。

戸田先生:
「プレミアカラーはリードを引くと、2つのループのうちの小さいほうのループだけしまるという特徴があります。サイズがきちんと合っていれば、後ずさりしたときに首輪が抜けることも防止できますし、トレーニングにも最適ですよ」

犬種によっては、プレミアカラーを選択してみてもよいかもしれませんね。

犬の専門家がおすすめしないのは「ハーフチョーク」「チェーンカラー」

服を着て散歩するトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
戸田先生によると、ハーフチョークやチェーンカラーの首輪は、扱うには相当な技術が必要になるため、推奨できないのだそうです。

戸田先生:
「ハーフチョークはプレミアカラーと似ていますが、サイズの調整ができないので脱げてしまいやすく、扱うには相当な技術が必要です。また、これらはチェーン部分を引っ張って出る音で、犬を脅かして制御するもの。安易な考えでこのタイプの首輪を選ぶのはやめましょう」

「ベルト(バックル)タイプ」「クイックタイプ」の首輪の選び方

首輪をつけたかわいいトイ・プードル
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
戸田先生には、犬の首輪を選ぶときのポイントについてもお話をうかがいました。

戸田先生:
首輪を選ぶうえでもっとも大切なのが、散歩中に抜けたり外れたりしないことです。この点では、クイックタイプよりもバックルタイプのほうが安心でしょう。
クイックタイプはときどき点検し、アジャスターがゆるくなっていないか確認してください。また、装着するときにカチッと音がするまで差し込むようにしましょう」

さらに、バックルタイプとクイックタイプの首輪を選ぶうえで、重視したいポイントは耐久性の高さだといいます。

戸田先生:
「バックルタイプもクイックタイプも、あまりにも安価なものは耐久性に不安があるため避けたほうが無難です。また、細すぎるものは首に食い込んでしまうので注意しましょう」

ハーネスの注意点と使うのがおすすめなシーンとは

河原を散歩して笑顔のゴールデン・レトリーバー
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
なお、使っている飼い主さんが多いハーネスですが、戸田先生はハーネスだけの使用はあまりおすすめしていないそうです。

戸田先生:
「ハーネスだけでは、背中からリードが出る状態になるので、飼い主さんが犬をコントロールしづらく、引っ張られたときやとっさの拾い食いに対応できません。特に、これからしつけが必要という犬にはあまり向いていないでしょう。
通常の首輪でも、首が閉まるわけではありません。もし犬が首輪をつけて苦しそうなら、首輪自体のせいではなく、サイズやリードの持ち方に問題があると考えてください」

ただし、使用シーンや状況によっては、ハーネスを使ったほうがよい場合もあるようです。ここからはハーネスがおすすめのシーンを見ていきましょう。

ハーネスのおすすめシーン1.犬の首が弱いとき

レアケースではありますが、首の弱い犬種や持病で、首まわりが弱っている犬などは、首輪ではなくハーネスを使ったほうがよいでしょう。

ハーネスのおすすめシーン2.ダブルリードにするとき

散歩時など、犬の安全を守ることが何より大事なシーンでは、リードが突然外れて犬が迷子になったり交通事故にあったりしないよう、首輪とハーネスを併用してダブルリードにしたほうが安心です。

ハーネスのおすすめシーン3.車にシートベルト着用で乗せるとき

犬を車に乗せるときは、万が一、事故にあったときに急激に首が引っ張られないよう、首輪よりハーネスのほうが安全でしょう。ドライブ専用のベスト型のハーネスも人気があるようなので、参考にしてみるとよいかもしれませんね。
犬の首輪はさまざまなタイプがあり、それぞれで適しているシーンも違います。そのため、機能面や耐久性などじっくり検討したうえで、安全に使える首輪を選ぶことが大切です。

以下の記事では、首輪とセットで使うことが多いリードについて詳しく解説しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。
監修/戸田美由紀先生(家庭犬しつけ専門ドッグトレーナー)
文/pigeon
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。

通販サイトランキングからピックアップ!2022年最新の人気首輪

いぬのきもちWeb編集室が通販サイトランキングからピックアップしたおすすめ&人気の首輪を、タイプ別にご紹介します。愛犬の首輪を新調しようと思っているかたは、ぜひ参考にしてみてくださいね。

革(レザー)タイプ

犬の首輪屋てるべる

国内の良質な革を用いて丁寧に製造された、上質でシンプルな本格革首輪です。裏素材にはランドセルにも用いられる素材が使われており、ひび割れや傷、雨にも強いのが特徴的です。

citydog

北米産の厳選した牛皮を用い、国内で職人の手作業により製造されている上質な首輪。耐久性の高い金具を使用しており、衝撃にも強いです。カラーが6種類あるのも嬉しいポイントですね。

軽量タイプ

Wanwan Square Garden

ナイロンを用いたメッシュ素材で、高い通気性と高強度を実現しているのがこちらの首輪。3Mリフレクターが編みこまれているため、夜間の散歩にも心強いです。

TOPWAN

最小サイズでDカンをつけないタイプだと、7~8gと超軽量の首輪で、小型犬などにもおすすめです。愛犬の名前を刺繍で入れられ、迷子札としても活用可能なのも嬉しいポイントです。

柔らかい・擦れないタイプ

SMART HAPPY

ナイロン素材の表地と、ネオプレン素材の裏地で頑丈さと柔らかさの両方を実現しています。水洗いも可能なため、清潔に保ちやすいのも嬉しいポイントですね。

首輪堂ハフマン

側面が犬の皮膚にくい込まないラウンド形状をした首輪で、犬への負担を最小限に抑えられるように設計されています。愛犬の犬種や体重、年齢に合わせた衝撃吸収材を取り付けてくれる点も魅力的です。

頑丈・耐久性に優れたタイプ

Amiet

首輪の先端にリングを取り付け、強度をアップした首輪です。大きめのリングサイズなので、スナップの突起に引っかかることなく、外れてしまうトラブル防止にも。かわいいデザインも魅力的です。

EZYDOG

こちらの首輪は、1つのバックルと2つのリングでダブルロックされており、万一バックルが壊れても安心です。反射素材の縫い糸が用いられているので、夜間のお散歩にも役立ちます。

おしゃれ・デザイン性のあるタイプ

ciiron TOKYO

シンプルで幾何学的なカラー配置やデザインが目をひくこちらの首輪。国内工場で製作され、金属パーツも日本製のため、強度があり外れにくく大型犬でも安心です。

OZZIE

天然の本革を使用して製作されており、高級感のあるシンプルさがおしゃれな首輪です。カラーも黒・赤・茶・白とベーシックなラインナップで、金色の文字で愛犬の名前を入れることができます。

おしゃれな迷子札つきタイプ

すず首輪製作工房

革製迷子札つきの軽量首輪です。迷子札にはレーザー加工で名前が入れられるので、薄れたり消えたりする心配も不要。ほかの首輪との重ねづけもできるため、ハーネスで散歩する場合もそのままでOKです。

Pet Graphic Product

パステルカラーのチェック柄リボンが目をひくこちらの首輪。迷子札付きを選ぶことができ、透明アクリル製の迷子札は骨型のデザインで遊び心があります。
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