犬と暮らす
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「愛犬が寝たきりになったら」飼い主の心構え、やるべきこと
いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。
実際に犬の介護を経験した体験談もお伝えします。
犬が寝たきりになる原因は?
獣医師)犬の死期が近い、老化、術後、後肢や脳神経の病気などで起こります。
寝たきりから状態がよくなることは?

獣医師)死期が迫っているとき以外は、状態がよくなることもあります。まず原因が何かを診てもらいましょう。
シニアになると病気も増えて、手術や入院が必要な場合もあります。こういった状況では急激に筋力が落ちて段差が上がれない、立ち上がれないといったことも起こるので、必要に応じて治療やリハビリなどの理学療法を行います。
犬も自由に動けずにいら立ちや悲しみを覚え、辛い様子が伺えます。いつもできていたことがなるべくできるように年齢や状況に応じて環境を整えてあげることも必要ですね。
犬が寝たきりになったときの心構えは?

獣医師)介護はずっと続くものなので頑張らないことです。悩みすぎずに誰かに相談したり手伝ってもらいましょう。
私は、まず自分の心と体を穏やかに保つこと、日々を大切に思う気持ちを犬に伝えるようにしています。
心配しすぎるよりも、今の幸せを大切にしてほしいです。
愛犬の介護、いつまで続くか不安を感じたら?
獣医師)そう思う気持ちは、これまでお世話を頑張っていた証拠です。不安を感じたら病院などに愛犬を預けて息抜きをしましょう。
誰かに相談する、話を聞いてもらう、手助けしてもらうことで、また力が湧いてくると思います。
動物病院は、飼い主であるご家族のことも心配しています。ご自身のことも大切にしてほしいです。
〜獣医師の愛犬介護体験談〜
抱き上げれば早いですが、自力で上りたい気持ちが伝わってきたので、後ろからお尻を持ち上げるように支えながら日に日に力をつけ、以前のように動けるようになりました。
一緒に向き合っていくつもりでしたが、復活できてラッキーでした。
今後、完全に寝たきりになるかもしれませんが、そのときは自然に逆らわずできることをしてあげようと思っています。
文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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