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寒暖差のある時期に起こりうる「犬の病気・不調」

春はまだ気温が安定しない時期。犬も人と同じように、寒暖差の影響で、さまざまな病気や不調を引き起こすおそれがあるので注意が必要です。

今回は、寒暖差によって起こりうる「犬の病気・不調」について解説します。

寒暖差の影響がある「犬の病気・不調」とは

トイ・プードルの麦ちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
寒暖差が気になる春先は、以下のような病気に注意しましょう。

咽喉頭炎・気管炎

急激な気温の変化は、喉に刺激を与え、免疫力を低下させることがあります。そこにウイルスや細菌が入り込むと、喉の入り口や空気の通り道に炎症が起こり、発熱やセキなどの症状が見られることも。特に子犬やシニア犬は注意が必要です。

気管支炎・肺炎

寒暖差によってさらに免疫力が低下すると、喉だけでなく気管支や肺にも炎症が広がってしまい、気管支炎や肺炎を引き起こすおそれがあります。

肺炎になると咳はほとんど出ませんが、呼吸が苦しいため息づかいが荒くなります。肺炎は命に関わることも多いため、元気がなく呼吸がふだんと異なると感じたら、必ず動物病院を受診してください。

春は「気温の上昇」による体調不良にも要注意!

柴のぽんたちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
春は一日のなかでも寒暖差が起こりやすい時期。朝の気温は低くても、昼ごろには気温が高くなることがあります。気温の上昇が見られたら、以下のような病気にも注意が必要です。

熱中症

朝の気温を基準に暖房をつけてしまうと、部屋の中が温まりすぎてしまい、熱中症のような症状を起こす犬もいます。室温は26℃前後、湿度は50~60%を目安にして、空調を整えてあげましょう。

なお、サンルームやケージの中でのひなたぼっこや、駐車場での車内なども暑くなりやすく、熱中症になるおそれがあるので注意が必要です。

外耳炎

耳の中は、気温が上がることで蒸れやすくなり、さらに寒暖差によって皮膚のバリア機能が低下すると、細菌が繁殖しやすくなってしまいます。悪化すると外耳炎になってしまうため、外耳がただれたり赤くなっていたりした場合は、動物病院で診てもらいましょう。

気温の変化をチェックし、愛犬の健康をサポートしよう

シー・ズーのポチャッコちゃん
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
寒暖差のある時期は、人にとっても犬にとっても不調を起こしやすくなります。

特に犬は、自分で対策をとることが難しいため、飼い主さんのサポートが必要です。どのような気温差が予測されるのかを確認し、対策をとってあげてくださいね。
参考/「いぬのきもち」2018年3月号『知っておけば病気予防やトラブル回避にも役立つ! 春に気をつけたいこと一覧』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生)
文/kagio
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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