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愛犬がクレート好きになる4ステップ!災害時、移動時に便利なクレートを活用しよう
愛犬のハウスは「クレート」がおすすめ!
犬は元来、狭くて薄暗い“巣穴″のような場所を好み、そこで休息したがる習性があります。
そのため、クレートをふだんの寝床にしてあげれば、愛犬は落ち着いて休むことができるのです。
そしてこのクレート、じつはとっても便利なアイテムで、単なる寝床として以外にも、いろいろな場面で使えます。
具体例をいくつかご紹介しましょう!
便利な使い道・その1「地震の際に身を守るスペースとして」
また、「クレート=安心・安全な場所」と愛犬が覚えていれば、地震のとき以外にも、たとえば雷が鳴ったときなど、怖いと思った際に逃げ込めるスペースに。
愛犬の恐怖やストレスを和らげるのにも役立つのです。
便利な使い道・その2「安全・快適なドライブに」
シートベルトで固定したクレートに入れて乗車させれば、安全なだけでなく、移動中もゆっくり休ませることができます。
便利な使い道・その3「同行避難のマストアイテムとして」
さらに、自分の慣れたクレートを持ち込めれば、避難所という特殊な環境でも愛犬はもっと落ち着きやすくなるでしょう。
便利な使い道・その4「興奮や興奮吠えの予防として」
興奮からの吠えグセを防ぎやすくなります。
便利な使い道・その5「コロナ禍での愛犬の受け渡しに」
預かり先でも、慣れたクレートがあれば愛犬を安心させやすいです。
4ステップでクレートに慣れさせよう
練習をしないと、犬は「クレート=安心・安全な場所」とは覚えず、クレートにスムーズに入ってくれません。
ここからは、4ステップでできてしまうクレートの慣れさせ方をご紹介します。
ステップ1/おやつで誘導して中に入ることを教える
そのまま手の中のおやつをクレート内にまき、愛犬が食べに入るよう誘導しましょう。
おやつは、最初はクレートの手前側に、徐々に奥側にまくようにすると◎。
なお練習中に愛犬を無理に中へ押し込むと、クレート嫌いになってしまうので、無理強いしないように気をつけましょう。
ステップ2/「ハウス」と言いながら、中に誘導する
これを何度も繰り返すことで、「ハウスと言われて中に入るとおやつが食べられる」と愛犬に教えましょう。
練習を繰り返し、おやつをまかなくても「ハウス」の声がけだけで入れるようになれば次のステップへ。
ただし、指示の言葉を覚えたあとも、クレートに入ったらすぐにほめて、おやつを与えることを忘れずに。
ステップ3/扉が閉まることに慣れさせる
扉を閉めている時間を少しずつ延ばしましょう。
このとき、ときどきは「ハウス」の指示と同時に中におやつをまき、愛犬のモチベーションをキープするのがコツです。
扉を閉めて5分ほど中にいられるようになれば、このステップはクリア。
扉を閉めている間は、愛犬を刺激しないよう、おやつを与えたりのぞき込んだりせず、落ち着いた口調でほめる程度にとどめましょう。
ステップ4/中で長時間過ごすことに慣れさせる
この間、飼い主さんはできるだけ同じ部屋で過ごし、遠巻きに愛犬の様子をうかがって。
途中で鳴いたり騒いでも無視をして、「騒いでも出られない」と教えます。
いかがでしたか?
飼い主さんの中には、クレートに愛犬を入れることを、「窮屈そうだし、かわいそう」という人もいますが、慣れさせればそんなことはなく、むしろ愛犬にとってメリットばかり。
この機会にぜひ、クレートを見直してみてくださいね!
写真/殿村忠博
文/h.taco
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