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「犬の老いと体の変化」とは? 愛犬の老化を受け入れてできるサポートを

愛犬の老化を感じたらできる範囲でサポートをしてあげましょう。
老化でみられる体の変化とサポート方法を、いぬのきもち獣医師相談室の先生に聞きました。

愛犬の老化を受け入れる心の準備も必要

愛犬の老化を受け入れてできるサポートを「犬の老いと体の変化」 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――愛犬の老化を受け入れることは、犬の介護をする上で大切なことですか?

いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):

「犬を飼うということは、犬の一生を担うこと、犬を迎える前にシニア犬になれば介護が必要になることを理解しておくことが必要です。

愛犬の老化を受け入れられないときは、周囲やかかりつけの獣医師などに気持ちを話したり、どう対応するとよいかを相談してみましょう。

獣医療が発達したことで犬の寿命も長くなり、介護が必要となるケースも増えています。

やがて来る愛犬のシニア期に向けて、飼い主さんも心の準備をしておきましょう。」

犬の足腰が衰えたときのサポート方法

愛犬の老化を受け入れてできるサポートを「犬の老いと体の変化」 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
――シニア犬の歩幅が小さくなってトコトコと歩くようになりました。

獣医師:
「老化による慢性的な腰痛や関節痛であったり、関節の可動域が狭まることで、犬は歩幅を小さくして歩くことがあります。

歩く際はゆっくりと愛犬のペースに合わせ、足腰に負担をかけないように休憩をしながらサポートしてあげましょう。筋力維持のためにお散歩を継続することは大切です。

痛みが強くなければ、無理のない範囲で筋力維持のためのお散歩を継続することは大切です。

後ろ足のふらつきがある犬や踏ん張る力が弱い犬、大型犬などは、かかりつけ医と相談しながら後ろ足を支える介助グッズの使用も検討するとよいでしょう。」

犬の視覚が衰えたときのサポート方法

――シニア犬の前で手を振ったり、おもちゃを動かしても反応がないことがあります。

獣医師:
「犬は老化によってさまざまな反応が衰えます。核硬化症や白内障などによる視覚の衰えはシニア期に多くみられる症状です。

犬は視覚よりも嗅覚の方が敏感なので、フードやおやつを使いながら嗅覚を刺激する遊びをしたり、声掛けをして聴覚を刺激させる方法もよいでしょう。」

人も犬も老いるのは同じ、避けることはできない

愛犬の老化を受け入れてできるサポートを「犬の老いと体の変化」 いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
愛犬の老いた姿を見るのは寂しいかもしれませんが、体の衰えは必ずやってきます。老いを受け入れることは大切なことです。

体の変化に早く気が付くためにも、愛犬をよく観察する習慣をつけましょう。シニア犬との時間を幸せに過ごすために、愛犬の変化に対応し、できることを考えていきたいですね。
監修:いぬのきもち獣医師相談室 担当獣医師
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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