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犬の「さみしい」はストレスに? シチュエーション別「ストレスサイン」

愛犬が「さみしい」と感じると、それがストレスになることがあります。ストレスをそのままにしておくと、重大な病気に繋がることも。愛犬がさみしいと感じやすいシチュエーション別に、ストレスサインとかかりやすい病気をまとめたので、一度確認してみてくださいね。

突然始まりすぐ終わらないストレスを感じているとき

おもちゃで遊ぶ小さな犬
TeamDAF/gettyimages
ペットホテルに預けられたときや、急な寒暖差など、「突然起こりすぐには終わらないストレス」により、腸内細菌のバランスが乱れることがあります。
腸内細菌のバランスが乱れると、「腸炎」を引き起こすおそれが。症状として、「いつもより粗相が多くなる、下痢をする、血便が出る」などが挙げられます。

長時間のお留守番が毎日続くなど、じわじわ続くストレスを感じているとき

かわいい小型犬
Eva Blanco/gettyimages
毎日の長い留守番や引っ越しなど、「じわじわ続くストレス」で皮膚のバリア機能が低下すると、「皮膚炎」を引き起こすことがあります。
皮膚にはもともと、水分を保持したり、バイ菌の侵入を防ぐバリア機能がありますが、ストレスによりこのバリア機能が崩れると、皮膚のトラブルをおこしてしまうことがあるのです。
症状は、「皮膚が赤くなる、体をしきりにかいたりなめたりする、フケが増える」などが挙げられます。

運動不足やスキンシップ不足を感じているとき

カメラを見ている柴犬
Robert Way/gettyimages
「自分の尾を追い続ける、噛む、足先をなめ続ける」など、一定の行動を続けるのは、心の病である「常同症」かもしれません。スキンシップ不足など、「強くて、長期間にわたるストレス」で心が病み、思考回路が異常になることで起きやすくなります。ひどくなると自傷行為をしてしまうので、注意が必要です。

ほかにも、スキンシップ不足、運動不足など「弱いストレスでも毎日蓄積され、強大になったストレス」でなりがちなのが、「肥満症」です。これは、食べることにしか楽しみを見い出せない状態。どんなに与えてもゴハンを欲しがるなど、異常な食欲を示していると感じたら、お散歩やスキンシップは不足していないか見直してみてくださいね。

留守番中に怖いことがあったとき

ソファに横たわっているボーダーコリー
Iuliia Zavalishina/gettyimages
留守番中に起こった地震や雷などに対して、「トラウマになるほど鮮明に印象に残る強いストレス」を感じ、緊張状態が続いたことにより「不安症」になってしまうことも。過去のストレス体験と条件が一致することで、「不安になり怖がって吠える、噛む、パニックになり物を壊す」などの行為をします。

また、不安症の一種である「分離不安」になってしまうと、飼い主さんと離れること(分離すること)に対して不安を感じるように。飼い主さんについてまわったり、留守番時に飲み食いをしなかったり、物を壊したりするなどの行動がみられることもあります。
愛犬のストレスサインを見逃してしまうと、重大な病気につながることもあります。長時間の留守番や、運動不足、スキンシップ不足が続いているなと感じたときは、愛犬の様子をよく観察するようにしましょう。
参考/「いぬのきもち」『ベテラン飼い主さんも意外と知らない 愛犬のストレス事典』(監修:ノヤ動物病院院長 野矢雅彦先生)
文/haremama
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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