犬と暮らす
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「愛犬がすねた」と思うのはどんなとき? そもそも犬ってすねるの?
今回はアンケートで飼い主さんに聞いた、「愛犬がすねたと感じるとき」をご紹介します。また、犬の「すねる」という感情について、獣医師の先生にお話を聞いたので、ぜひ参考にしてみてください。
「愛犬がすねた」と感じるのはどういうとき?
その中で、「飼い主さんから見て、愛犬が『すねていそうだな』と感じたことがあるか」という質問をしたところ、79.1%の飼い主さんが「ある」と回答。愛犬のすねた姿を見たことがある飼い主さんは、かなり多いといえそうですね。
※2019年実施『いぬのきもちWEB MAGAZINEアンケート vol.118』(回答者数425人)
飼い主さんからよせられた「愛犬がすねたとき」のエピソード
- 「うちには3頭のポメラニアンがいますが、真ん中のコが甘え下手で、ほかのコが甘えていると、少し離れたところでジーッと見ているので、少しすねているように見えます」
- 「夫婦2人で話しこんでいると注意を引きたくなり、それでも注目されないと、部屋の隅っこで固まりすねます」
- 「人の食べ物がほしくておねだりしたけどもらえなかったときに、伏せて悲しい表情をします」
- 「かまってほしくてクンクン言っても放っておくと、『ワフ!』とため息をついて伏せて寝る」
獣医師に質問! 犬もすねることがある?
いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「愛犬がすねたりふてくされたりしているように見えても、実際のところ、犬の本当の感情については判断がつきません。飼い主さんに心当たりがあるため、愛犬の様子がそのように見えるのかもしれませんね。
犬と暮らしていると、犬が『ごはんを食べたいのにまだもらえない』『おやつをもらえるのかと期待したら違った』『遊んでほしいのに飼い主さんが忙しくてかまってくれない』のように感じるシーンがよくあるかと思います。
このとき、愛犬がなんとなくがっかりしたような表情で静かになってしまうことから、飼い主さんとしては『すねている』『ふてくされてしまった』ととらえるのでしょう。ですが、もしかしたら愛犬は単に『諦めた』という気持ちかもしれません」
愛犬がすねていると感じたとき、どうすればいい?
獣医師:
「そのままそっとしておきましょう。愛犬の要求にすべて応えることはできないので、飼い主さんの手が空いたときに相手をすればOKです。これは信頼関係があるからこそできることですよ。
愛犬がすねたりふてくされたりしているように感じるのは、感情の変化に気づこうとする素敵な飼い主さんだからこそ。これからも愛犬の気持ちに寄り添ってあげてくださいね」
愛犬の様々な様子に気づいて気持ちに寄り添っていきたいですね。
文/松本マユ
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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