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熱湯はNGって知っていた?犬のドライフードをふやかして与える際に気をつけること

ドライフードをふやかして与える必要のある犬は、子犬やシニア犬だと思われがちですが、年齢にかかわらず、どの犬にも与えることができます。

獣医師によれば、子犬やシニア犬、獣医師から指示があった犬、おなかが弱い犬、食後に吐きやすい犬、水分を多く摂取させる必要のある犬、ふやかした方が好きな犬などに与えるとよいとのこと。

今回はいぬのきもち獣医師相談室の先生に、ドライフードのふやかし方について聞きました。

ドライフードをふやかすと犬の消化に役立つ

熱湯はNG!ドライフードをふやかして与える際に気をつけること いぬのきもち
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――ドライフードをふやかして犬に与えるとどのようなメリットがありますか?

いぬのきもち獣医師相談室の獣医師(以下、獣医師):
「ふやかしたドッグフードは水分が含まれているため、ドライフードだけを与えるよりも水分を摂取しやすいです。ふやかしてドロドロになることで、消化への負担が減ります。人のお粥のイメージですね。

硬いフードはおなかの中で水分を含んで粉砕されますが、ふやかすところの過程がなくなるので、腸の通過も速くなり、消化の時間が短くなったり膨満感を防ぐことができるなど、疲れたおなかの助けになります。

ふやかして風味がよくなると犬の食欲が増すこともありますが、ふやかしたフードの量が多いと消化の負担になるので、少量ずつ与えましょう。」

ドライフードをふやかすときの注意点

熱湯はNG!ドライフードをふやかして与える際に気をつけること いぬのきもち
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――ドライフードをふやかすときの注意点はありますか?

獣医師:
「ドライフードをふやかす水分量は、フード:ぬるま湯=1:1~2:1程度が適量です。熱湯を使うと成分が壊れてしまうため、触れる程度のぬるま湯を使用します。

ドライフードはふやけるまでに時間がかかる場合も多いので、芯がないか、フード全体が完全にふやけているかを触って確認しましょう。

フードプロセッサーなどで先にドライフードを細かくしてからふやかしてもよいです。

おなかが弱い犬やおなかを壊している犬でなければ、硬さは好みで変えてもOKです。
水分が多いと胃酸が薄まりすぎてお腹の調子を崩す原因になることもありますが、病状によっては薄い方が適している場合もあるので主治医に確認しましょう。」

ドライフードをふやかすのは、ぬるま湯でも水でもOK

熱湯はNG!ドライフードをふやかして与える際に気をつけること いぬのきもち
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――フードをふやかす際は、ぬるま湯でなく水道水を使ってもOKですか?

獣医師:
「水でもよいですが、ふやけるまでに時間がかかることと食べたときに冷たいので、少し温かい方が消化への負担が減ります。必要であればふやけてから人肌程度にレンジで温めるのもよいでしょう。

フードをふやかす際の水は、いつも与えているものを使いましょう。水は成分が異なるものがあるので、急に変えると体調が悪くなる可能性があります。」

ドッグフードをふやかす方法は、子犬やシニア犬だけでなく、おなかを壊した犬などにも対応できる食事の与え方ですので参考にしてくださいね。
監修:いぬのきもち獣医師相談室 担当獣医師
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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