脳、脊髄、神経
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椎間板ヘルニア[ついかんばんへるにあ]
椎間板ヘルニアの症状と治療、予防方法
解説
なりやすい犬種
椎間板ヘルニアの治療
椎間板ヘルニアの予防
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なんらかの原因による免疫の異常や、ジステンパーウイルスなどに感染して、脳や脊髄が炎症を起こす病気です。不眠、失禁、けいれん、意識不明、ふらつきなど、レベルによってさまざまな症状が出ます。子犬や小型犬のメスに多いといわれています。
脳の腫瘍や事故による脳への衝撃、ウイルス感染などが原因で、脳に炎症が起きる病気です。おもな症状は、けいれん、体が硬直する、発熱、よろよろ歩くなど、多くの場合、同時に複数の症状が見られます。ジステンパーウイルスが原因の脳炎では、けいれんを起こして泡を吐き、失禁することもあります。
老化に伴い、脳が異常を起こし、徘徊や夜鳴き、そそう、壁づたいに歩き続けるなどの症状が見られる病気です。シニア犬のなかでも、日本犬に多いといわれています。
日中、発作的に強い眠気に襲われる睡眠障害や、楽しい興奮や喜びなどの感情に伴って、脱力から足が麻痺するなどの症状が出る病気です。先天性と後天性の両方があり、先天性のものは6カ月齢までに発症するといわれています。後天性のものは脳炎や外傷、腫瘍などによって脳幹の睡眠中枢に障害が生じた場合に起こり、高齢になってからの発生率が高いです。
脳炎や脳腫瘍、脳の損傷などが原因で脳の神経細胞に異常が起こり、急に四肢を硬直させ、横に倒れたり、けいれんします。同時に意識がなくなり、口から泡を吐いたり、無意識に便や尿を排泄することも。このほか特発性のケースでは、低血糖症や肝臓、腎臓の疾患などの病気が原因のケースで起こることもあります。病気のほか、精神的なストレスや天候などが発作に関係しているともいわれています。繰り返し発作が起こると命にかかわります。
下痢や嘔吐のほか、なんらかの病気が原因で極端に血糖値が下がる病気です。おもな症状には、ふらついた歩き方をする、けいれんを起こす、ぐったりする、運動をしなくなる、元気がなくなる、下半身が麻痺するなどがあります。とくに子犬が多いです。
背骨(脊椎)の間の椎間板という軟骨が飛び出したり変形して脊髄や脊髄の神経を圧迫し、足の麻痺や痛みが生じる病気で、首のつけ根や腰など、日常よく動かす部分にあらわれます。麻痺が出る場合は、首のヘルニアなら四肢に、腰のヘルニアなら後ろ足に出ることが多いです。ミニチュア・ダックスフンドやウェルシュ・コーギー・ペンブロークなど、胴長短足の体形の犬は腰の椎間板ヘルニアになりやすいです。
なんらかの原因で脳脊髄液が増えて脳室が拡大することで、脳が圧迫される病気です。軽度から重度までさまざまなレベルがあり、無症状のケースからけいれん、ふらついた歩き方をするなどの症状が出る場合もあります。また、生まれつき頭頂部の合わせ目(泉門)が開いている犬も。小型犬に多く、先天性の場合が多いです。ただし、事故による衝撃や腫瘍など、後天的なケースでは小型犬に限らず発症する可能性があります。