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オーストラリアン・テリアの特徴と性格・飼い方・価格相場など|犬図鑑

オーストラリアン・テリア
- 英語名
- Australian Terrier
- 原産国
- オーストラリア
- サイズ
- 小型犬
- グループ
- テリア
この記事の監修

福山 貴昭 先生
認定動物看護師
DGS(旧:PGS) ドッグ・グルーミング・スペシャリスト
サンフランシスコ動物愛護協会ヒアリングドッグトレーナープログラム修了
●書籍:『トリマーのためのベーシック・テクニック』緑書房/『明るい老犬生活―今日からできる頑張りすぎない12のこと』文一総合出版
オーストラリアン・テリアの特徴
19世紀後半に作出されたときには、オーストラリアン・シルキー・テリアと区別が難しかったといわれているオーストラリアン・テリア。その後被毛を硬くしたタイプが定着しました。テリア種らしく好奇心旺盛で、利口なのでしつけもしやすいといわれています。小型犬とはいえ活発なので、毎日の散歩のほかに、ときにはドッグランなどを思いきり走らせるとよいでしょう。
オーストラリアン・テリアの飼いやすさ 各項目の数値が大きいほど飼いやすい傾向

オーストラリアン・テリアの性格
オーストラリアン・テリアは、テリア種のなかでも利口で興奮性が高くない性格だといわれています。運動が大好きなので、たまには広い場所でたっぷり走らせることで、ストレスなく、飼い主さんともよりよい関係が築けるでしょう。
オーストラリアン・テリアの大きさ
体高約25cm・体重約6.5kg程度で、小型犬に分類されます。がっしりとした体格で、首まわりの豊富な被毛や、やや大きめの立ち耳が特徴です。
オス 体高:25cm前後/体重:6.5kg前後
メス 体高:オスよりもやや低い/体重:オスよりもやや軽い
※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。
オーストラリアン・テリアの毛色の種類

オーストラリアン・テリアには、ブルー&タン、スチールブルー&タンなどのほか、サンディやレッドといった単色もあります。
オーストラリアン・テリアの心配な病気
・大腿骨頭(太ももと骨盤の連結部)が壊死してしまう「レッグ・ぺルテス病」
・小型犬に多く、ひざの関節が横にずれる「膝蓋骨脱臼」
・インスリン不足で血中の糖分が必要以上に増える「糖尿病」
オーストラリアン・テリアの迎え入れ方と価格
オーストラリアン・テリアは国内では入手が難しく、輸入するのがおもな入手方法です。
オーストラリアン・テリアの飼い方


ポイント(1)毎日の散歩と、時々充分な運動を
オーストラリアン・テリアは、作業用のテリアとして生まれたこともあり、好奇心旺盛で動くことが大好きです。毎日の散歩に加え、ときにはドッグランなどで自由にたっぷりと走れるような運動を行いましょう。
ポイント(2)被毛は定期的にブラッシングを
被毛は定期的にブラッシングしましょう。とくにワキの下や、内股の被毛は毛玉になりやすいので、毛玉になる前にときほぐしておくことが大切です。
ポイント(3)年齢と目的に応じたフードを
主食には、フードと水のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養食を与えましょう。一般食は、栄養バランスよりも嗜好性を重視する傾向にあるため、主食には不向きです。フードのパッケージに「総合栄養食」と記載されているものの中から、ご自身の犬に合ったフードを選択します。
犬はライフステージごとに必要とされる栄養の質と量が微妙に異なります。「子犬用」「成犬用」「シニア犬用」「体重管理用」など、年齢と目的に応じたフードを与えましょう。
手作りフードは与えているものを飼い主さんが把握できる安心感があり、愛犬のことを思いながら調理する楽しさもあります。しかし栄養バランスを保つのが簡単ではないため必要ならばサプリメント等で補いながら実施することをオススメします。
オーストラリアン・テリアに似た犬の種類
オーストラリアン・テリアの歴史や背景
オーストラリアン・テリアは、19世紀後半にオーストラリアでヨークシャー・テリアとスカイ・テリア、ケアーン・テリアなどを交配して作出されました。最初はオーストラリアン・シルキー・テリアと外見がそっくりだったため、作業のじゃまにならないように被毛を硬くしたタイプが現在のオーストラリアン・テリアの原型になっています。
監修:ヤマザキ動物看護大学講師 福山貴昭先生 (危機管理学修士)
参考:『日本と世界の犬のカタログ』(成美堂出版)
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