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トイ・プードルの特徴と性格・飼い方・しつけ・心配な病気まで|犬図鑑

トイ・プードル
- 英語名
- Toy Poodle
- 原産国
- フランス
- サイズ
- 小型犬
- グループ
- 愛玩犬
この記事の監修

福山 貴昭 先生
認定動物看護師
DGS(旧:PGS) ドッグ・グルーミング・スペシャリスト
サンフランシスコ動物愛護協会ヒアリングドッグトレーナープログラム修了
●書籍:『トリマーのためのベーシック・テクニック』緑書房/『明るい老犬生活―今日からできる頑張りすぎない12のこと』文一総合出版
トイ・プードルの魅力
フワフワの巻き毛をもち、ぬいぐるみのようにキュートな姿のトイ・プードルは、国内犬種別登録数1位(2018年)の人気犬種。見た目のかわいさだけでなく、抜け毛や体臭が少ないなど、飼いやすいことも人気の理由です。また、明るく温厚で友好的な性格で、さらに利口でしつけもしやすいことから、現代の都市部での飼育に適した犬種といえます。運動能力も高く、ドッグスポーツでも大活躍します。

※参考/『日本と世界の犬のカタログ』(成美堂出版)
性格
明るく活発で遊ぶことが大好きです。また、温厚で友好的で、飼い主さん家族に対する愛情表現も豊か。また、利口で人の指示をよく聞き、状況判断しながら的確に行動するので、しつけはしやすいでしょう。ただ、甘やかしているとわがままになる傾向があるため、犬からの要求に応じるのではなく、つねに飼い主さんが主導権を握ることが大切です。
大きさ
プードルは大きさにより4種類に分類されますが、そのうち最も小さいトイ・プードルは体高23~28cm、体重3kg前後で、小型犬に分類されます。体長と体高がほぼ同じスクエア形のバランスのとれた体型をしています。
体高 | 体重 |
23~28cm | 3kg前後 |
※体高:地面から首と背中の境目付近までの高さで、人の身長に相当するもの。

トイ以外のプードルの大きさ
ミニチュア・プードル
体高 | 体重 |
28~35cm | 7kg前後 |
ミディアム・プードル
体高 | 体重 |
35~45cm | オス18kg前後、メス15kg前後 |
スタンダード・プードル
体高 | 体重 |
45~62cm | オス25kg前後、メス23kg前後 |
近年はトイより小さいタイニー・プードルやティーカップ・プードルも登場していますが、正式には認められていません。
毛色の種類
トイ・プードルの被毛の色はバリエーション豊富で、ブラック、ホワイト、レッド、ブルー、グレー、ブラウン、アプリコット、クリーム、シルバーなどの一色毛が望ましいとされています。生まれたときにいちばん濃い色をしており、成長するにつれて薄くなっていき、毛色によっては一生涯変化し続けます。
被毛の質はフワフワとした強い巻き毛のシングルコートで、抜け毛や体臭が少ないのが特徴。被毛は伸びるため定期的なトリミングが必須で、カットしだいでキュートにもエレガントにもなり、飼い主さんの好みに合わせて変化を楽しめます。



迎え入れ方
愛犬の迎え入れ方にはペットショップ、ブリーダーから、保護犬などさまざまな方法があります。例えばペットショップで購入する場合だと、下記のような価格相場です。
価格 | 18万円~ |
※監修者調べ(2019年11月)。
心配な病気
・華奢な骨格で飛び跳ねる犬特有の「骨折や亜脱臼」
・足を引きずったり、ピョコッとあげて歩く「膝蓋骨脱臼」
・小さな顔立ちなので起こりやすい「乳歯遺残」
・垂れ耳になりやすいとされる「外耳炎」
・涙があふれ出て目まわりの毛が変色する「流涙症」
・瞳が濁ってきたら治療したい「白内障」
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トイ・プードルの飼い方
ポイント(1)いっしょに遊べるアクティブな人向き
活動的で遊び好きな犬種なので、運動時間がきちんと確保できて、積極的にいっしょに遊べるアクティブな人に向いています。毎日朝夕15分程度の散歩を欠かさないようにしましょう。ドッグランで自由に運動させるのもいいでしょう。また、トイ・プードルは電⾞などでの移動も容易なので、いっしょにお出かけを楽しみたい⼈にも向いています。知能と運動能力が高いので、ドッグスポーツにチャレンジするのもおすすめです。
ポイント(2)滑りにくい床をセレクトして
トイ・プードルがとくに気をつけたい病気は、膝蓋⾻脱⾅などの関節トラブルです。活発なトイ・プードルが滑りやすいフローリングの床を⽇常的に⾛り回っていると、関節に⼤きな負担がかかり、発症リスクが⾼まります。⽣活スペースは、滑りにくい床材を選びましょう。同時に、⼤きな段差をなくす、⾼いところから⾶ び降りをさせないなどの注意も必要です。
ポイント(3)被⽑と⽬・⻭のお⼿⼊れをこまめに⾏って
抜け毛は少ないですが、もつれたり毛玉になりやすいので、散歩や運動後にはブラッシングを欠かさずに行いましょう。また、被毛はかなり伸びるため、トリミングが必要です。とくに目の周りや足先の毛が伸びすぎると目の中に入ったり、肉球の滑り止め機能を阻害したりすることがあるのでこまめにカットしましよう。
また、涙やけができやすい⽝種なので、⽬ヤニやあふれ出た涙は、湿らせたコットンやペット⽤のお⼿⼊れシートでこまめに拭き取って清潔にしましょう。⼝腔環境も悪くなりやすいので、毎⽇の⻭磨きは必須。そのうえで、半年に1回程度は⻭科検診を受けることをおすすめします。
ポイント(4)粒が小さく飲み込みやすいフードがおすすめ
主⾷には、フードと⽔のみで栄養のバランスがとれるように作られている、総合栄養⾷を与えましょう。総合栄養⾷の中でも、トイ・プードルのような⼩型⽝には、粒が⼩さいもの、飲み込みやすいものを選ぶのがおすすめです。フード周りの細かな粉がフードを飲み込みにくくすることもあるので、フードに⽔を絡めても よいでしょう。
また、トイ・プードルは豊かな被⽑をもち、皮膚トラブル・関節トラブルに配慮が必要なことから、⽪膚・被⽑を健やかに保つ成分を強化したフードや、⾻・関節をサポートする成分を配合したフードを選ぶのも⼀案です。迷う場合は獣医師に相談を。
⼩型⽝は小食・偏⾷も多く⾒られます。おやつの与えすぎに注意する、運動でしっかりエネルギーを消費させるなど⽣活全般を整えるとともに、さまざまなフードを試して愛⽝の好みのフードを⾒つけたり、トッピ ングで⾷欲増進をはかるなどの⼯夫をしましょう。
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トイ・プードルの歴史や背景
プードルの祖先犬は、古くからヨーロッパ各地にいた水辺の猟を得意とした犬で、ドイツからフランスへと渡ったという説と、犬種名のプードルはドイツ語から派生したものという説があります。16世紀頃にフランスの貴婦人たちに愛されるようになって小型化が進みミニチュア・プードルが、18世紀頃にトイ・プードルが作出されました。現在も、その愛らしさと飼いやすさから、世界中でつねに高い人気を維持しています。
監修:ヤマザキ動物看護大学 講師 福山貴昭先生(危機管理学修士)
参考:『日本と世界の犬のカタログ』(成美堂出版)
飼い主さん調査 トイ・プードルは飼いやすい?
「いぬのきもちアプリ」ユーザーの、トイ・プードルの飼い主さんに、実際に飼ってみてどう感じたかをアンケート調査しました。
※この調査は飼い主さんの主観によるものです。また犬の性質は同じ犬種でも個体によって異なります。

■思っていたより飼いやすい
- 「抜け毛が少なく、臭わない」
- 「賢いので一度教えたことは覚えるし、お留守番はお利口にハウスで寝て待っていてくれて、毎日癒やされています」
- 「トイレもすぐ覚えたし、イタズラもほとんどしない」
- 「保護犬だったので、なついてくれるまでに時間がかかるかなと思っていたが、数日ですっかり家族になることができた」
- 「子犬の頃はしつけが大変だったけれど、一度覚えるとトイレ、ハウス、ゴハンには何も手がかからなくなった。抜け毛がほとんどなく、臭いも気にならないのも飼いやすいところ。片手で簡単に抱っこできるので、病院やトリミングに連れて行くのも負担にならない」
- 「無駄吠えが少ない」
- 「イタズラや粗相をしないなど、困らせるようなことが少ない」
- 「多頭飼いをしていますが、みんな仲よく過ごしてくれています」
■思っていたより飼うのが大変
- 「スムーズにお散歩ができるようになるまで、結構時間がかかった」
- 「グルーミングが大変。すぐに毛が絡まるので、こまめにブラッシングをしなくてはいけない」
- 「トリミングをしないといけない。ドッグフードを食べてくれない」
- 「しつけが上手くいかず、結果わがままにしてしまった」
- 「やんちゃな性格で、遊びが多くて大変」
- 「なんだかんだで病院へ行くことが多い」
- 「しつけ全般が最初は大変だった。なかなかいうことを聞いてくれないし、トイレを覚えるのに時間がかかったし、ブラッシングも歯磨きも嫌がるし。あとは病院代やトリミング代が地味に高い」
- 「お散歩や毎日のお手入れなど、健康管理は大変。トリミングや病院代など、費用面でもなかなか大変です」
「思っていたより飼いやすい」と回答した飼い主さんからは、「賢い」「しつけをすぐに覚えた」「抜け毛が少ない」といった声が多数聞かれました。
その一方で、「思っていたより飼うのが大変」と回答した飼い主さんからは、トリミングが必須な犬種であることから、「お手入れ・費用面の負担が大きい」という意見が。やはり、チャームポイントである巻き毛を美しくキープするためには、こまめなお手入れが必須のようです。
トイ・プードルの飼い主さんアンケート結果はこちら!
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