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シニア犬になると「食べ物を飲み込みにくくなる」3つの理由と対処法とは

シニア犬になると、犬によっては食事をしたり水を飲む際に「喉に詰まるような仕草をしたり、吐き出そうとする」といった様子がみられることがあります。

シニア犬が食べ物を飲み込みにくくなるのは老化が原因といわれますが、その詳しい理由をいぬのきもち獣医師相談室の獣医師が解説します。

シニア犬が食べ物を飲み込みにくくなる理由

シニア犬が食べ物を飲み込みにくくなる3つの理由 いぬのきもち
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シニア犬が飲み込みにくくなる理由には、さまざまな要因が考えられます。

①唾液などの分泌量の低下

唾液などの分泌物は、加齢とともに分泌量が減っていく場合があります。唾液などの分泌が減ると、飲み込んだときに食べ物の滑りが悪くなることで、飲み込みにくくなってしまう可能性があります。

病気などの影響によって脱水しやすい状況でも、口の中が乾き気味となり、飲み込みにくくなる場合があるでしょう。

②老化による姿勢の変化や筋力・体の機能低下

食べる際の姿勢に変化がみられると、その影響で食事が飲み込みにくくなる場合もあります。

他にも、ゴクンと飲み込む動きに必要となる舌や喉の筋力低下、加齢や病気などで起こる喉や食道の形の変化、体の機能低下などが影響して症状が出る場合もあります。

③脳や神経の病気

稀なケースですが、認知症や脳・神経の病気でも、口や舌を上手に動かすことが難しくなって食べ物や飲み物が上手に飲み込めなかったり、喉につっかえてしまったりする事もあります。

もし、愛犬が食事を喉につかえる症状が頻繁にみられる場合は、まずはかかりつけの獣医師に相談をした上で、家でできる範囲のサポートを行うとよいでしょう。

自宅でできるシニア犬の食事のサポート方法と注意点

シニア犬が食べ物を飲み込みにくくなる3つの理由 いぬのきもち
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シニア犬が食べ物を飲み込みにくくなったら、まずは食事の表面が水分を含んだ状態にして与えてみましょう。

ドライフードは少しふやかして表面を湿らせる、あるいは、ウエットフードを混ぜて与えるなどの工夫もよいでしょう。

ただし、食事の水分が多くなりすぎるとかえってむせてしまうなど、より食べにくなってしまう場合があるため、愛犬の様子に合わせて湿り気を加減して与えてください。

また、食事の際に頭を下げずに食べられるよう、犬の体高に合った高さの食器台を用意したり、飼い主さんが食器を手で支えてあげるなど、愛犬ができるだけ食事を楽しみ、体の負担も少なく食べられるようにサポートをしてあげるとよいですね。
監修:いぬのきもち獣医師相談室 担当獣医師
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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