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犬の体にしこりやイボができる原因は? 特に注意が必要な症状などを獣医師が解説
この記事では、犬の体にしこりやイボができる原因や、注意が必要な症状などについて、いぬのきもち獣医師相談室の先生が解説します。
犬の体にしこりやイボができる原因は?
「たまたまできてしまったり、加齢が原因でできることが多いです。ちなみに、イボもしこりも医学用語ではありません。何かできものができたということを表す一般用語です。
皮膚が一部膨らんでできている何かをしこりと言い、その中の一種がイボです。病院で『イボ』と言われたら、老犬にできる老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)を指すことが多いと思います。老人性疣贅は、シー・ズーによく見られます。
しこりとイボで厳密な使い分けをしていない場合もあり、飼い主さんそれぞれが理解しやすい言葉を選択し、使用していることもあるでしょう」
注意が必要な犬のしこり、イボの見分け方は?
「小さいものは虫刺されと似ていますが、虫刺されは一時のことなので、時間経過で消失しそれっきりです。
そうでない場合、ずっと残っていたり、大きくなったり、消えたり出たり、小さくなったり大きくなったりするので、しこりやイボの可能性があります。米粒のように小さいしこりやイボでも、悪性のものがあります」
「そうですね。特に気にしなくてよいものかどうかは、実際に診察しないとわかりません。飼い主さん自身で判断せずに、動物病院を受診してください。
特に注意が必要なのは…
- 痛がっている
- 熱感がある
- 出血している
- 食欲や元気がない
犬のしこりやイボは予防できる?
「予防はできないと思います。ただ、できものができるということは、内面から体の負担がかかり、異常な細胞ができてしまったということです。
飼い主さんがふだんから愛犬にできることは、食べること、寝ること、遊ぶこと、運動することに気をつけてあげて、ストレスが過度にかからないようにしてあげることでしょう。
そうした配慮をしてあげることで、体への負担がかかりにくくなると思います」
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
取材・文/sorami
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