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愛犬にも周囲にも危険が及ぶことも…飼い主が絶対にしてはいけない「NG散歩」3つ
この記事では、「飼い主さんが絶対にしてはいけないNG散歩」について、いぬのきもち獣医師相談室の獣医師が解説します。
犬の飼い主さんが絶対にしてはいけないNG散歩3つ
「ここでは、3つのことを取り上げます。それぞれ順に見ていきましょう」
NG散歩1:ノーリードでの散歩
「ノーリードで散歩をさせると、愛犬が道路に飛び出して車やバイクなどと接触して大ケガをする、もしくは命を落とす可能性があります。
また、他人や他の犬を噛んでしまう事例もあります。相手を噛んでしまった場合、狂犬病予防ワクチン接種の有無が問われますし、お金の支払いが発生することもあります。
世の中には犬が苦手な方もいますし、ノーリードの犬が急に現れたら不安感を与えてしまいます。飼い主さんがそばにいても、いざというときにコントロールできない状態での散歩は、絶対に避けるべきです」
NG散歩2:長いリードでの散歩
「自在に伸ばせるリードや、長いリードで歩くことは危険です。もしリードが長ければ、反対側の手で適度な長さになるようにリードを短くして持ちましょう。何か起きた場合、愛犬を引っ張ることで危険を回避できるはずです。
長いリードのまま歩いている犬が、道路に出て車と接触しそうになる場面も見かけます。たとえ愛犬がいいコでも、外でどのようなことが起こるかわかりません。
人を噛む、飛びつくなどの行動に出たとき、長いリードではすぐに対処できません。何かあったらすぐに愛犬をコントロールできる状態にして散歩するべきです」
NG散歩3:ながらスマホ
「散歩しながらスマホをいじっている方が多く見られますが、散歩中は愛犬を見ることが基本です。
たとえば…
- 排泄の状態を確認する
- 拾い食いを避ける
- 他人や犬とのトラブルにならないよう注意する
- 車が近づいてくる音などにも注意を向ける
また、周囲の安全を確認するためには、イヤホンをしながらの散歩もやめましょう」
「散歩は常に危険と隣り合わせ」だと認識しよう
「散歩は常に危険やトラブルと隣り合わせだと知ってください。そして、それらを回避できるように気をつける方法はたくさんあります。
愛犬と周囲に気を配って散歩していれば、ずいぶんとリスクは下げられます。逆に危機管理が低ければ、それなりのリスクは負うことになります」
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/sorami
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