犬と暮らす
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飼い主の行動が原因のことも!? 犬が「偏食」になるワケと対策を解説
犬の偏食とは?
「偏食とは、必要とする栄養素に偏りがある状態のこととされています。
たとえば、総合栄養食のフードが変わると食べないのであれば、単純にニオイや食感などの好みが合わないだけでしょう。他のメーカーの総合栄養食を食べるのであれば、栄養的に問題ありません。偏食ではなく、愛犬の『好み』ととらえるのが適切ではないでしょうか。
今まで食べていたごはんを急に食べなくなるのは、体調が悪くないか、ごはん以外の物を与えられておなかがいっぱいになっていないかなどの原因を探りましょう」
犬の偏食の原因は?
「犬の偏食で一番問題になるのは、おやつの与えすぎです。ごはんよりもおやつのほうがおいしいのは当然です。
ごはんを食べないからとおやつを与え、量がどんどん増えて、ごはんを食べなくなる、というのがよくあるパターンです。おやつだけでは栄養は足りないので、これが偏食に当たると考えるべきでしょう」
犬が偏食にならないようにするには?
「おやつは絶対に必要なものというわけではありません。与えるのであれば条件があり、『ごはんをきちんと食べること』『おやつを与えるならごはんの1日量の1割以内』です。
おやつは『ごはんを食べないから』といって、代わりに与えるものではありません。人の生活に置き換えて考えてみても、ごはんを食べずにおやつだけで生活していたら、健康によくないことは想像できるでしょう」
「そうですね。実際に、おやつの量を決めずに与えている飼い主さんも多いです。『ちょっとだけ与えている』の『ちょっと』が、愛犬の体重でどのくらいの量になるのか考えましょう。
わずかな量でもおなかいっぱいになって、ごはんが食べられない状態になっているかもしれません」
1カ月ごとにごはんをローテーションするなどの工夫も
「偏食まではいかなくても、愛犬が好き嫌いなく食べてくれると助かりますよね。
アレルギーなどの食事制限がなく健康であれば、1カ月ごとにフードをローテーションする、ウエットフードもドライフードも使うなど、さまざまなごはんを使ってなんでも食べてくれるように工夫するとよいと思います」
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
取材・文/sorami
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