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見た目で決めないで!絶対にやってはいけない犬の「危険な交配」

犬を飼っていると、飼い主さんは「交配」のことを考える時期もあるでしょう。しかし、「やってはいけない毛色のかけあわせがあること」や「遺伝性」について考えると、交配は経験や知識が豊富なブリーダーさんなどに相談するのがおすすめです。

この記事では、交配の予備知識として、飼い主さんが「最低限知っておきたいこと」を紹介します。「絶対にやってはいけない危険な交配」もあるので、要チェック!

交配の適齢期は、5才まで!

メスの発情は小型犬の場合は生後7カ月、中・大型犬は生後8カ月以降に始まり、発情の周期は6カ月に一度が平均に。オスの発情は、生後11カ月を過ぎると交尾が可能となります。

メスの繁殖適齢期は2回目以降の発情からで、5才までが適切とされます。6才以降になると子宮機能が低下するため、子犬が小さくなったり、無事に発育する頭数が減少する可能性があります。


続いて、「絶対にやってはいけない危険な交配」について見ていきましょう。おもに、次のふたつがNGだとされています。

①近親交配はタブー→遺伝疾患を受け継ぐ可能性大!

近親交配とは、親子・同じ父母から生まれたきょうだい・異母異父のきょうだいによる交配のこと。

異常のある遺伝子が遺伝する可能性が濃厚となり、遺伝疾患を発症しやすくなるため、一般的にタブーとされています。

過ちを防ぎ、疾患や異常を予防する意味でも、交配する親犬の5代前までの家系図を確認しておくことがおすすめ。

②別犬種のかけあわせ→チワックスなど、見た目だけで決める交配は危険!

一般的に、「ミックス」と呼ばれる異なる犬種のかけあわせは、見た目が個性的であることから近年増加しています。

異常のある遺伝子を受け継ぐ確率が純血種より少ないことから、遺伝病を発症しにくいともいわれていますが、病気にかかる危険性がゼロではありません。

また、注意すべきは「組み合わせる犬種」です。以下の組み合わせは要注意!

胴が長いミニチュア・ダックスフンド×骨量の少ないチワワの場合

椎間板ヘルニアを発症する危険性が高め。階段の上り下りや、高いところからのジャンプなどさせないように気をつけましょう。

母犬が父犬より小さい犬種の場合

母犬が父犬より小さい犬種だと、母体に対して胎児のサイズが大きくなり、難産の可能性もあります。
愛犬の交配を考えるときは、以上のことを理解しておくようにしましょう。それでも不安なことは多いと思いますので、経験と知識が豊富なブリーダーさんに、いろいろと確認してみてくださいね!



出典/「いぬのきもち」2016年10月号『いぬのきもち 秋のオープンキャンパス開講!! DNA・交配・気色など、犬の不思議をお勉強』
文/Honoka
※写真はアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」にご投稿いただいたものです。
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