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飼い主さんの「かまい過ぎ」、愛犬のストレスに?

飼い主さんが、愛犬が好きすぎるあまりによかれと思って行っていることが、じつは愛犬のストレスになっていることがあります。今回は、家庭犬しつけインストラクターの戸田美由紀先生に、愛犬が大好きなあまりにかまい過ぎてしまう飼い主さんのNG例を伺いました。

NG①愛おしさのあまり過度にふれあう

抱きしめられる犬
Sviatlana Barchan/gettyimages
愛犬とのスキンシップは大切です。しかし、体をなで回したり、顔をうずめたり、キスをするなどの過度なふれあいは、愛犬を不快にさせることがあります。好きな思いを伝えたいときは、しつけのごほうびとして、ほめてからなでるとよいでしょう。

また、愛犬が寝ているときやゴハン中など、すべきでないタイミングでなでたりするのもNGなので気をつけましょう。気持ちよく寝ているときに邪魔をされることが続くと、愛犬の不快が募り、「飼い主さん=落ち着いて休ませてくれない人」と思うようになりかねません。

NG②ゴハン中、近くでジロジロ見たり写真や動画を撮り続けたりする

ゴハンを食べる犬
Aonip/gettyimages
人でもそうですが、犬もゴハン中に凝視されると落ち着きません。不快に感じたり、「ゴハンを取られるかも」と不安になったりします。また、ゴハンを食べている姿を残そうと写真や動画をずっと撮り続けるなど、カメラを向けられることを嫌がる犬も。

愛犬のゴハンを食べる様子は気になりますが、ジロジロ見るのではなく少し離れた場所から食べ方や食欲をチェックする程度にしましょう。

NG③排泄のたびに陰部やお尻をゴシゴシ拭く

ビーグルの子犬
Thanawath Seangsuriyapone/gettyimages
愛犬をキレイにしたい一心で、排泄のたびに陰部やお尻を強く拭いている飼い主さんも少なくないようです。しかし、陰部やお尻は敏感な部位なので、強く拭けば犬が痛みを感じたり、皮膚を傷つけてしまったりするおそれがあります。

犬の排泄後は、体に汚れがついていなければ拭かなくても○。拭くときは、汚れのついた部分にウェットシートを静かに2~3回あてて、押さえるように拭いてあげましょう。
思い当たる行動があった飼い主さんは、愛犬への接し方や考え方を振り返ってみてはいかがでしょうか。愛犬との関係を適切に保つことで、お互いにストレスなく一緒に生活することができるはずです。
お話を伺った先生/戸田美由紀先生(日本動物病院協会認定家庭犬しつけインストラクター ジャパンケネルクラブおよび日本警察犬協会公認訓練士 さいたま市動物愛護推進委員)
参考/「いぬのきもち」2020年2月号『かわいがっているつもりのアノ行動が……じつはストレスになっていた! NO MORE! DOG(ドッグ)ハラスメント』
文/仲田陽子
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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