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散歩が嫌いな犬もいる? 嫌いな理由と散歩不足で起こる問題とは

犬はみんなお散歩好きと思うかもしれませんが、 犬の中にはお散歩が嫌いなコもいるようです。
では、どんな理由でお散歩嫌いになってしまうことがあるのでしょうか?

いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が、「犬が散歩に行きたがらない理由と散歩不足で起こる問題」をライフステージ別に解説します。

散歩に行きたがらない犬の理由と対処法

散歩が嫌いな犬もいる?嫌いな理由と散歩不足で起こる問題とは いぬのきもち
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
犬の中には、散歩を嫌がるコもいます。散歩に行きたがらない理由はさまざまで、個々に対処してあげる必要があるでしょう。

散歩嫌いな子犬の場合

お散歩デビューしたばかりの子犬は、首輪やリードをつけて歩くことに慣れていないことが原因で散歩を嫌がる場合があります。

対処法としては、まずはお家の中でも首輪やリードをつけた状態で、緊張せずに普段通りに動いたり遊んだりすることができるように練習していきましょう。

他にも「リードをつけて外に出るとすぐに動かなくなる」場合は、慣れない音やニオイ、車、人などに恐怖心を抱いている可能性がありますので、無理せず少しずつ慣れさせていくようにしましょう。

散歩嫌いな成犬の場合

「成犬になってから急にお散歩を嫌がるようになった」場合では、普段のお散歩コースで怖い思いや嫌な思いをしたトラウマがあったり、「ある場所で急に立ち止まったり周囲を警戒する、帰ろうとする」場合には、何か不安があるのかもしれません。

対処法としては、お散歩コースや歩く時間帯を変えてみたり、お散歩先でおやつを与えるようにしてみるなど、お散歩に対してよいイメージが持てるように工夫してあげるとよいでしょう。

散歩嫌いなシニア犬の場合

シニア期を迎えた犬は、年齢的に体力や筋力が落ちたり、足腰や関節に痛みを抱えていて散歩に行きたがらなくなる場合があります。

日頃から愛犬の歩き方などを観察して、気になることがあれば獣医師に相談しましょう。

また、体に不調がある場合も散歩を嫌がることがあります。

「歩くとすぐに座り込む、普段よりも歩くのが遅い、フラフラしている、歩き方がおかしい」などの様子がみられたら、できるだけ早く動物病院を受診してください。

犬が散歩嫌いになると健康に影響が出る可能性がある

散歩が嫌いな犬もいる?嫌いな理由と散歩不足で起こる問題とは いぬのきもち
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では次に、散歩嫌いの犬が抱えやすい”散歩不足の問題” をライフステージごとにみていきましょう。

子犬の場合

子犬の体と心の発達には、適切な運動が不可欠です。そのため、この時期に運動量が不足すると、しっかりとした成長ができない可能性が出てきます。

また、子犬期にお散歩の経験が不足すると、社会化が十分にできず、成犬になっても外に出ることやお散歩が苦手になってしまう場合が多いです。

成犬の場合

成犬の運動不足は、肥満につながるリスクがあります。
肥満は糖尿病などの病気の原因になる可能性があるので注意が必要です。

また、運動によってエネルギーを発散できないと、犬にストレスが溜まり、無駄吠えやイタズラなどの問題行動につながる可能性もあるでしょう。

シニア犬の場合

これまでお散歩が苦手で運動をあまりしてこなかったシニア犬の場合は、体力や筋力の衰えが早い傾向があり、ますますお散歩に行きたがらなくなる悪循環に陥る可能性があります。

シニア犬にとってお散歩は、家では感じることのできないニオイや音などに触れることができる良い機会です。

そのため、これらの刺激を受ける機会が減ると、脳や嗅覚の機能低下が早まるリスクのほかにも、認知症などの症状が進んでしまうことも考えられます。

それぞれのライフステージで、なぜ愛犬が散歩に行きたがらないのか、その理由に気が付いて対処してあげることが大切ですね。
(監修:いぬのきもち獣医師相談室獣医師・白山さとこ先生先生)
取材・文/maki
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿されたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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