野菜には栄養素がたっぷりで犬の体によいものもありますが、与えてしまうと体調不良の原因になってしまうものもあります。
飼い主さんは、愛犬に与えるときに「犬にいい野菜、ダメな野菜」を判断できなければなりません。この記事で犬に与えるとよくないNG野菜を8つ取り上げるので、ぜひ覚えてくださいね。
【1】玉ねぎ・ねぎ類→赤血球を壊して、最悪死に至ることも
玉ねぎやねぎ類には、血液中の赤血球を破壊して溶血性貧血を引き起こす成分が含まれています。
血尿などの症状があらわれ、最悪の場合、死に至ることも。これらが含まれる調理品にも注意してください!
【2】アボカド→果肉や皮などに毒素成分が……嘔吐や下痢の原因に
アボカドの果肉や皮に含まれる成分に毒素があり、嘔吐や下痢を引き起こすことがあります。また、種を誤食し、のどを詰まらせる危険があることも。
【3】ぎんなん→中毒性がある可能性も
ぎんなんは糖質や食物繊維が多いため、たくさん食べると腸内環境を乱すこともあります。また、生のまま食べると中毒性の可能性があるため、基本的には与えないでください。
【4】なす→アクや食物繊維が多く、犬には不向き!
なすはアクが強い野菜。アクがカルシウムと結合すると、尿石症などのリスクが高まります。また、なすにはかたい食物繊維が多いため、犬には不向きな食材に。
【5】にんにく→下痢などの原因になることも
にんにくは、ねぎ類と同じユリ科の野菜で、食べると下痢や嘔吐をする犬もいます。与えないでくださいね。
【6】ごぼう→食物繊維を豊富に含み、アクも強いので与えないで!
同じ根菜類の野菜でも、にんじんや大根であれば少量与えても問題ないです。しかし、ごぼうは食物繊維が多く、アクが強いので犬には向きません。
【7】とろろいも→口のまわりにかゆみが出ることも
長いもなどの粘り気のあるいも類は、どれも成分的には同じ。口のまわりにつくと、かゆみなどが出る恐れがあるため、与えないようにしましょう。
【8】にら→貧血など体調不良の原因に
玉ねぎと同じく、にらには赤血球を壊し、貧血や下痢、嘔吐を引き起こす成分が含まれています。死に至ることもあるので、絶対に与えないようにしてください。
このように、野菜によっては口にすると下痢してしまうものや貧血になってしまうもの、最悪死に至るようなものまであります。たとえ愛犬が欲しがっても、絶対にあげないようにしてくださいね。
出典/「いぬのきもち」2016年3月号『ふなっしーが○×判定! 犬に与えてOK? NG? 食べ物図鑑』
文/Honoka