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子犬を迎える前に知っておきたいことのまとめ~心構え、費用、住宅環境、しつけ、お世話など

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可愛い子犬を見ると飼いたくなりますが、家族として迎え入れると、最後まで面倒をみるという義務が発生します。犬を迎え入れるときに必要なもの、かかる費用、しつけの大切さなど、実際に犬を迎え入れたらどうなるのかきちんと知り、しっかりとした心構えと充分な準備をしてから、子犬を迎え入れましょう。

1. 犬と暮らすということ

犬と暮らすことで得られる効果・効能

犬を家族の一員として迎えることで、家族があたたかくなり、家族の絆が一層深まったりします。また、お子さんのいるご家庭ではお子さんの心の成長を支えてくれる情操教育の効果もあると考えられています。生き物を大切にすることを通して、命の大切さを学んだり、自分で世話をするということで責任感が芽生えてきます。さまざまな思いでこれから犬を迎えようとされるご家庭があるかと思います。けれど「犬を迎える」ということは簡単なことではありません。安易に迎えることは避け、しっかりとした心構えと、充分な準備をしましょう

犬と暮らす際の心構え

個体差はありますが、近年の獣医学の技術の進歩とともに犬の寿命も伸びており、正しい飼い方をすれば家族として長く一緒に過ごすことができる動物です。飼うにあたって、5年後、10年後の将来を想像してみてください。例えば、引越しの予定で、飼えなくなるような可能性が絶対にないか。また、犬を飼うということは費用がかかりますので、この先もずっと払い続けることができるのかどうか、ということです。
犬は生き物ですから、家族の一員として責任を持って迎える必要があります。飼うにあたって周囲に迷惑をかけないように必要最低限のマナーを守ることも大切です。犬と暮らすということは大変なことも多いですが、飼い主と犬とが良い関係を築くことができると、犬は素晴らしいパートナーとなり、かけがえのない生活を送ることができるでしょう。

2. 犬を迎える前に

犬を迎え入れるときに必要な費用~登録料や予防接種など~

犬を飼うのに必要な費用は犬種によって少し異なってきますが、犬を飼ったらまず必要な費用は、以下の通りです。

・畜犬登録料
1回:3,000円
※地域により若干の差があります。畜犬登録は犬を飼ったら必ずするべき飼い主の義務です。登録をするためには狂犬病の予防注射を接種していることが前提となりますので、予防注射を受けた後、証明書を持って市区町村の役所または保健所に行きましょう。

・狂犬病の予防注射
年1回:3,000円前後
※接種会場集団接種か動物病院での接種かなどと、地域により差があります。

・病院での健康診断(初めての場合には初診料がかかります。)と残りのワクチンの回数に応じた費用
動物病院は自由診療のため、病院により料金は様々です。初診料1,000円前後
ワクチン接種料金は混合ワクチンの種類によりだいたい5,000円~10,,000円程度です。犬を迎えた時期にもよりますが、迎えてから追加で2回前後のワクチン接種が必要になる場合が多いです。

犬を迎え入れるときに必要な費用~ペット用品など~

ペット用品(ケージ、キャリーケース、ペットシーツ)など、何をどのくらい揃えるかにより金額に差がでますが、犬を迎えてからはじめにかかる費用は合計すると50,000~70,000円程度となることが多いです。

・生活、管理用品(サークル、ケージ、クレート、ベッドなど)
3,000~10,000円
犬は本能から狭い空間で四方を囲まれているところに入ることを好む性質がありますので、狭いところに閉じ込めてかわいそうというのは人間から見た感覚のようです。お迎えしたばかりの子犬はサークルやケージの中にトイレとベッドを入れて子犬が安心して生活できるような空間を作ってあげるようにしましょう。

・食事用品
1,000~2,000円
食器は陶器かステンレス製のものが一般的。給水器はペットショップで飲水していた場合は、慣れるまで同じものを使用したほうが良いでしょう。子犬が動き回って水をこぼしてしまうのを防ぐこともできます。

・お出かけ、散歩用品(リード、首輪、キャリーバック、ハーネスなど)
2,000~5,000円
※まだ体の小さな子犬には首輪は危険なことがありますので、ハーネスのほうが良いでしょう。

・トイレ用品(トイレトレー、ペットシーツなど)
2,000~8,000円
ペットシーツはいろいろなタイプがありますが、あまりに安価の物は吸水力がやや落ちる場合もあります。少量の物で試してみるのもおすすめです。

犬を迎え入れるときに必要な費用~急ぎではないが今後あると便利なもの~

【お手入れ用品】
・ブラシ
遊びながらブラシに慣れさせておくと日々のお手入れが楽になります。

・爪切り
子犬は動き回って危険なことがありますので、初めはあまり無理せずに動物病院やトリミングサロンで爪切りしてもらうと良いかもしれません。初めに嫌な印象がついてしまうと、今後自宅での爪切りが大変になってしまうことがあります。爪切りをする場合には一度に全ての指をするのではなく、数本ずつ試していく良いでしょう。

・シャンプー、リンス

・ハミガキグッズ
小さな頃から遊びの延長でハミガキに慣れておくと将来的な歯周病の予防につながります。

【その他】
・おもちゃ
おもちゃはいろいろなタイプがあるので、子犬と生活の中でどのようなタイプのおもちゃが好きなのか見つけていくのが良いでしょう。

・おやつ
子犬の時期には必要ありません。ついついいろいろなおやつをあげたくなってしまうかもしれませんが、早くからおやつの味を覚えてしまうと、ドッグフードを食べなくなったり、好き嫌いの多い子になってしまうので注意しましょう。

犬を迎えてから年間にかかる費用

犬を迎えた後、年間にかかる費用は以下の通りです。
小型犬の場合130,000円前後
大型犬の場合200,000円前後

・フード代
ドッグフードの場合1キロあたり2,000円から3,000円のフードを与えた場合
小型犬 36,000円前後
大型犬 72,000円前後

・ペットシーツ
10,000円前後

・フィラリア駆虫薬
年間12,000円前後から

・ノミ、ダニ予防の薬
年間12,000円前後から
※体重に応じて変動あり。

・トリミング
5,000円~10,000円前後(月に1回)
トリミングサロンと犬種等によりさまざま

臨時にかかる費用

・医療費―定期的な健康診断―
1,000~2,000円

・避妊、去勢手術
避妊手術 20,000~50,000円前後
去勢手術 10,000~25,000円前後
※病院、犬種によって差があります。

・突然の病気
動物病院と病気の状態により変動

・ホテル代
1泊3,000~5,000円前後

住宅環境

犬と暮らすのに必要な住宅環境は犬種によって様々です。今ではペットと暮らせるマンションもたくさんありますので、そのような環境であればマンションで犬と暮らすことは難しいことではありません。しかし、集合住宅ですから、しつけのマナーはしっかり守る必要があります。マンションで飼うのに適したタイプの犬種は無駄吠えをしないことと、しつけをしやすいことなどです。

一軒家で犬とくらす場合にはマンションほど気を使わずに済むので、あまり犬種に制限はないとは思いますが、近隣の住宅への配慮から無駄吠えのしつけはしっかりするようにしましょう。

住宅環境は、都会なのか田舎なのか、室内飼いか外飼いかなど、これから先どのように犬と一緒に暮らしていくかを考えて犬種を検討する必要があります。また部屋の広さや庭のサイズも考慮しましょう。

地域によって考える必要があるのは、暑い地域か寒い地域かという点です。暑い地域だけに関わらず、夏場の外飼いには熱中症などの危険性がありますので、夏場の気温がどのくらいになるか、夏場だけ室内飼いに変更するなどの対処ができるかどうか等も考えましょう。寒い地域で飼う場合には、暖かい地域で過ごしていたような犬種、被毛の短い犬では寒さ対策をしてあげる必要があります。

役割分担の確認

犬を迎えるにあたって、家族のたくさんいるご家庭では、役割分担について話し合ってみるようにしましょう。

犬の世話で必要なな役割分担としては、
・ごはんをあげる
・トイレの掃除
・散歩に行く
・動物病院に連れて行く
・日頃のお手入れ(ブラッシング、お風呂やハミガキなど)
・ペット用品の買い物

大きく分けただけでもたくさんの役割が必要となります。これらの役割分担を家族でしっかりしておかないと、かわいそうなのは子犬です。家族の一員として迎えるわけですから、家族みんなでお世話ができるようにしましょう。
室内飼いの小型犬でも犬や人に慣れさせるための社会化や、ストレス発散のために朝夕2回程度の散歩が必要となります。交代で散歩に出るなど、生活リズムに合わせて分担をしてみると良いかもしれません。子供のいる家庭では、事故防止のためにも散歩には大人が付き添うようにしましょう。家族みんなで協力して子犬の世話をすることで、家族の絆も一層深まるのではないでしょうか。

3. 犬を迎えたら

※写真はアプリ「まいちにのいぬのきもち」に投稿いただいたものです。

犬を迎えた日からするお世話

犬を迎えた日からするお世話の基本は、まず第1にできるだけそばにいて見守ることが大切です。新しい環境に突然連れてこられたわけですから、子犬も緊張しています。「自分の居場所」と認識できるような落ち着ける環境を整えてあげて、ごはんとお水をあげましょう。迎えたばかりの子犬はまだ体力もなく、たくさん寝ますので、寝たいときには無理に起こさずに寝させてあげましょう。起きると遊びたい、抱っこして欲しいなどの要求をすることがありますのでその時にはしっかり相手をしてあげましょう。抱っこや遊びは子犬が疲れ過ぎないように短い時間からスタートしてください。

迎えた日から、しつけも同時に始まります。トイレのタイミングを見計らって遊んでいる途中でもトイレへ連れて行くようにして、成功したらしっかり褒めてあげましょう。子犬の時期には甘噛みもよくしますが、この甘噛みも子犬だからといって許していては成犬になってもなおらない癖となってしまいます。
また、子犬の時からブラッシングやハミガキに慣れさせて体を触らせることに慣れさせておくようにしましょう。ただし、嫌がる子犬を無理矢理押さえつけたりはしないようにしましょう。遊びながら、ブラッシングやハミガキが楽しいことだという印象を与えられると良いですね。

4. 犬のしつけ

「しつけ」は、犬との生活の中で飼い主との信頼関係を築くのに、とても重要なことです。犬を家族の一員として迎え、人間社会で一緒に暮らしていくためには、むやみに吠えたり、人に噛み付いたりしないようにマナーを守るようにしつけるということが大切です。
また、しつけのしっかりできている犬であれば、お散歩や旅行など、一緒に出かける機会を増やすことができるので、犬と一緒の暮らしがより充実したものになります。しつけのタイミングには早過ぎるというとこはありません。子犬を迎えた日からスタートするつもりで迎えましょう。

「しつけ」といっても、犬のしつけは怒るということではありません。犬のしつけの基本は、「できたら褒める」ということです。
「これをしたら褒めてもらえた」と犬は学習して、また同じように繰り返すようになります。この成功体験の学習方式のしつけが基本となります。とはいっても、失敗は当たり前です。何度も何度も同じことを繰り返し、焦らず、根気強く、犬に成功体験を繰り返して行きましょう。

5. 犬の食事

健康的な食事

人にとっても犬にとっても健康な体を作るために食事は基本です。犬の食事は、犬の健康を維持するためにとても重要なことです。犬の食事の基本はドッグフードになります。人と犬では体の必要とする栄養素が異なるため、人にとってバランスの良い食べ物でも犬にとってバランスの良いものではありません。

一日に必要なドッグフードの量は製品毎に異なりますので、袋の表示を目安に与えることが基本となります。しかし、袋の表示はあくまでも目安なので、それぞれに合った量を調整しながら与えるようにしましょう。フードの量が多過ぎると肥満の原因となりますし、少な過ぎると体の必要とするエネルギー量が不足しますので、成長に問題が生じたり、栄養不足になったりしてしまいます。
また、フードには多くの種類がありますが、主食として選ぶ場合には、総合栄養食という表示のフードをライフステージに合わせて選ぶようにしましょう。

犬に食べさせてはいけないもの

人間にとっては何ともない食材でも、犬にとっては命に関わる食べ物がたくさんあります。これらの食材についての知識を持っておくことが、大切な家族である犬の命を守ることにつながります。

【食べると命に関わる食材】
・ネギ類(タマネギ、ねぎ、ニラ、にんにく、らっきょう)
ネギ類が犬の体に悪影響を与えることは比較的良く知られていますが、ネギ類は犬の血液に悪影響を与え(タマネギ中毒)、ひどい場合には死亡してしまうこともあります。

・ココア、チョコレート
カカオに含まれているテオブロミンという成分がカフェインと似た作用があり、中枢神経系や心臓を過剰に興奮させるため中毒症状を引き起こします。
カカオ(テオブロミン)の含有量が多ければ多いほど中毒症状が出やすくなりますので、製菓用のチョコレートやビターチョコレートのほうがより危険度が高くなります。チョコレートをわざわざ与えることはないと思いますが、犬の届く範囲に置いておくと、「盗み食いしてしまった」などのケースが多くみられます。

・ブドウ、レーズン
ブドウやレーズンを大量に食べすぎると、初期症状としては嘔吐や下痢を発症し、その後急性腎不全を引き起こし、重症の場合には死に至ることがあります。原因はまだ正確には解明されていませんが、皮まで食べてしまうと症状が重くなる場合が多く、かび毒による中毒という説もあります。

・アボカド
人間にとっては体に良いイメージのアボカドですが、犬にとっては中毒成分が含まれているため与えないようにしましょう。アボカドには多くの品種があるため、品種によっても症状は様々だと考えられております。また、アボカドの中毒症状は主にアレルギーから引き起こされるものと考えられており、症状も個体差がありますが、あえて与えないほうが良いでしょう。

【たくさん食べると危険な食材】
・タコ、イカ
・人間用のソーセージやハム
・生卵の白身
・乳製品

など、この他にも注意するべき食材はいろいろあります。

6. 犬の健康管理

病気の予防

子犬を迎えたら、病気の予防のために予防注射を受けましょう。予防注射が必要のある病気は感染すると、命に関わる怖い病気ばかりです。子犬の場合には母子免疫などからワクチン接種をしても効果が得られないことがあり、そのために数回に分けてワクチンを接種する必要があるのです。ワクチンの種類も予防できる病気に合わせて5~8種前後とさまざまです。子犬の体重や生活環境に応じて選ぶことができますので、動物病院で相談すると良いでしょう。

たくさんの犬と生活していたような子犬の場合、寄生虫がいる可能性も考えられます。子犬を迎えたらすぐに糞便検査をすることもおすすめです。特に先住犬がいるような場合には早めに検査を受けるようにしましょう。

子犬は体を作るために多くのエネルギーを必要としますので、適正な量の子犬用のフードを与えなければいけません。また、一度にたくさんのフードを食べることができないため、一日に数回に分けてフードを与えなければ低血糖になってしまいます。日々の様子をきっちり観察し、体重も測るようにしましょう。子犬があまり食べないという状態が少しでも続くと危険です。このような様子がみられるときは早めに動物病院を受診するようにしましょう。

犬が病気になってしまったら

人間と違って犬は言葉が話せないので、病気になってもどこが悪いのか教えてはくれません。しかし、日ごろから様子をしっかりみていれば、体調の悪い時のサインを見つけることはそこまで難しいことではありません。普段がどのような様子で、どこがどのようにいつもの様子と違うのか、ということが分かるようにして、日ごろから病気のサインを見逃さないようにしましょう。また、明らかに体に症状が出る病気の場合には、飼い主が自宅で行う健康チェックで見つけることができます。

自宅で比較的簡単に確認できるポイント

・耳の様子(におい、汚れ、赤み、痒がる様子があるかどうか)
・皮膚の様子(湿疹、赤み、フケ、痒がる様子があるかどうか、傷、できもの)
・目の様子(両目がしっかり同じようにあいているか、目やにの量、痛がる様子はないかどうか)
・口の様子(におい、痛がったりごはんを食べづらそうな様子はないかどうか、よだれの量)

このようなポイントは日ごろからの自宅でのお手入れ(ブラッシング、お風呂)などで簡単にチェックすることができます。

その他、「体に症状は出ていないがいつもと様子が違う」というような場合には、まず、元気かどうか、食欲がいつもと比べてどうか、排便、排尿はどうか、確認してみましょう。このポイントで気になることがある場合にはなるべく早く動物病院を受診することをおすすめ致します。

7. 犬のお手入れ

※写真はアプリ「まいちにのいぬのきもち」に投稿いただいたものです。

犬のお手入れは飼い主とのコミュニケーション

自宅で簡単にできる犬のお手入れは、飼い主とのコミュニケーションを深めるだけでなく、日々の健康チェックにも大切なことですのでこまめに行いましょう。毎日行うべきお手入れとしては、散歩後に足を洗う(拭く)、歯みがき、ブラッシングがあります。

毎日のお手入れ

・足の裏のケア
散歩後に足の裏をチェックすることで、肉球の状態(傷や腫れ、赤みがないか)を確認することができます。洗った場合にはしっかり水分を拭いて乾かすようにしましょう。濡れたままにしておくと、蒸れてしまい細菌が繁殖してしまうため皮膚病になってしまうことがあります。

・歯みがき
犬の歯周病を予防することは他の病気のリスクも下げるといわれております。人間と同じように、犬にとっても歯みがきは大切なことです。特に小型犬では歯周病になるリスクが高いので、子犬のうちから歯みがきの習慣をつけておくと良いでしょう。

・ブラッシング
ブラッシングをすると体全体を見ることができるので、抜け毛のためだけでなく、皮膚の状態のチェックやできものができていないかどうか等確認しながらブラッシングするようにしましょう。

お風呂

自宅でのシャンプーは、コミュニケーションや健康チェックには大切ですから、トリミングに任せるだけでなく、自宅でもシャンプーもおすすめです。犬の皮膚は人間と違うので、シャンプーやリンスは犬用のものを使うようにしましょう。また、シャンプー後にはしっかり拭いて乾かすようにしましょう。

トリミング

トリミングとは、トリマーに毛をカットしきれいに整えてもらうことをいいます。トリミングは基本的に月に1回程度行うと良いでしょう。トリミングをするということは、おしゃれにするというだけでなく、犬の体を清潔に保つことで皮膚病を予防することにもつながります。

伸びすぎた毛をカットすることは、怪我の防止にもとても重要なことです。足の裏の毛をカットしていないと、フローリングなどの床で滑ってしまい、足を痛めてしまうことがあります。また、目の周りの毛が伸びすぎると、眼球を傷つけてしまうこともあります。定期的なトリミングは犬にとってとても重要なことです。

トリミングの料金は、犬種やトリミングサロン、コースによって様々ですのでサロンに連絡してみると良いでしょう。トリミングでは犬の体をしっかり触って、皮膚の状態もチェックしてくれますので、自宅では見つからなかったような病気が見つかることもあります。信頼のできるトリマーを見つけることができれば、毎月の健康チェックにもなり、病気の早期発見にもつながります。

8. 犬の去勢・避妊手術について

※写真はアプリ「まいちにのいぬのきもち」に投稿いただいたものです。

子犬を迎えたら去勢・避妊手術についてもしっかり考えましょう。手術の適正時期は犬種や犬の体格にもよりますが、一般的には生後6ヶ月前後が目安となります。特にメスは初回発情を迎える前に行うほうが良いでしょう。メリットとしては、将来的な病気の予防につながります。また全身麻酔下の手術になりますので、若くて健康なうちに手術をしておくと手術後の回復も早くなります。
デメリットとしては、手術後に太りやすくなってしまう点があげられますが、手術後に与えるためのカロリーの低いフードなどもたくさんありますし、肥満の予防はしっかりとした食事管理で防ぐことができます。

手術については、動物病院により様々な方針がありますので、手術の時期等についてはかかりつけ医と相談することをおすすめ致します。入院日数や費用についても病院ごとに異なりますので問い合わせてみると良いでしょう。

9. 犬との遊び方、楽しみ方

散歩

犬にとって散歩は、運動能力の維持のためだけでなく、いろいろな物を見たり、感じたりする事で脳に刺激を与える大切なことです。特に子犬の時期にいろいろな物を感じたり、人や犬と触れ合うことで、社会化という大切な役割を持っています。また、飼い主と一緒に出かけるということが犬にとっての幸せにもつながります。散歩は基本的に毎日行うようにしましょう。けれど、あまりに悪天候な場合などには無理に出かける必要はありません。また、特に真夏には早朝や午後の時間帯に行い、暑い時間帯は避けるようにしましょう。習慣化しすぎないためにも、散歩は毎日決まった時間に行うよりも、毎日違う時間帯に行うことがおすすめです。

散歩ではたくさんの匂いを嗅ぎ、犬が情報収集する大切な時間です、匂いを嗅いでいたら無理にやめさせないようにしてあげてください。散歩に必要な時間は30分程度が主ですが、大型犬などでは長時間必要となります。

おもちゃで遊ぶ

犬は飼い主とおもちゃで遊ぶことが大好きです。たくさんのコミュニケーションを取ることで犬との信頼関係も築くことができます。正しい遊び方をマスターすれば問題行動などを防ぐことが可能となります。しかし、誤った遊び方をしてしまうと人間にとっておもちゃでないものをいたずらしてしまったり、犬が誤って口にした物を回収できなくなってしまったりしますので、正しい遊び方をマスターしましょう。

まず、おもちゃはずっと出しっぱなしにせずに、遊び終わったら飼い主が管理して犬の見えないところにしまうようにしましょう。遊ぶときには、飼い主がおもちゃを出して遊びのスタートの合図を出しましょう。遊び出すと犬が興奮しすぎてしまうことがありますので、そのような時には一度遊びをやめて落ち着かせてから、再開してみてください。

遊びながら犬はたくさんのことを学んでいきます。遊びながらしつけることで犬も楽しく学習することができ、飼い主との信頼関係もより一層深くなるでしょう。

一緒に旅行・ドライブ

犬と一緒に旅行したり、ドライブする場合には基本的なしつけができていることが大前提となります。無駄吠えしない、あちこちでオシッコをしてしまわないなど、最低限のマナーを守れることが基本です。また、初めから長時間のお出かけは犬にとって大きな負担となりますので、初めは短時間のお出かけから試していくようにしましょう。

犬と車に乗る場合には、安全のために、シートベルトで固定できるようなドライブボックスに入れて固定するようにしましょう。大型犬などでボックスに入らず荷室へ入れるような場合には、温度が暑くなりすぎることがありますので注意してみるようにしましょう。また休憩はこまめに取るようにし、乗り物酔いが心配な場合には乗る直前には食べ物を与えないようにしましょう。満腹でも空腹すぎても乗り物酔いしやすくなります。これまでに乗り物酔いしたことのある犬では、事前に酔い止めを動物病院で処方してもらうのもおすすめです。
犬と一緒の旅行は大変な場合も多いですが、その分楽しい時間になるでしょう。

この記事は、いぬのきもち相談室の獣医師が執筆しています。

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獣医師・しつけトレーナーなど専門家監修のもとに、飼い主さんの“知りたい”にこたえる犬のこと総合誌「いぬのきもち」の購読者が利用できるサービスです。
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