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シニア犬をひなたぼっこをさせる4つのメリット

シニア犬の老化が進んでお散歩ができなくなっても、ひなたぼっこをさせるとさまざまな効果が期待できます。今回は「犬のひなたぼっこのメリット」についていぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。

①ホルモンの分泌を促す

日向ぼっこで居眠り中
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
陽の光を浴びると、幸せホルモンのセロトニンと成長ホルモンの分泌を促す効果があります。

体内時計の改善や落ち着きなど、犬の精神状態を保つために重要なセロトニンは、分泌が悪くなると、吠えるなどの情緒不安定になる犬もいるようです。

成長ホルモンは、体を成長させるだけでなく、肌や体内の調子を整える効果があるといわれています。

②体内時計が整って認知症対策になる

日向ぼっこをしながらお昼寝中
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
体内時計は、人も犬も陽の光を浴びることで整い、リセットされるため、毎朝カーテンを開けて日光浴させることは大切です。犬にとってよい刺激を与えることが認知症予防にもなります。

深夜徘徊、夜鳴きなどの認知症の症状が出ている老犬も、日中に適度な散歩や日光浴を行うことで生活リズムが整って気分転換もできるため、夜間に熟睡できるなど症状が軽くなることがあります。

③ビタミンDの生成ができる

ビタミンDは、カルシウムの吸収や筋力維持に不可欠な栄養素です。

ビタミンⅮの不足によって骨折、運動機能の低下、関節や四肢が変形したり歩行異常の起こる骨軟化症(成長期の場合はくる病)を引き起こしやすくなります。

人は太陽の紫外線から体内でビタミンDを生成することができますが、犬は人ほど作り出すことができません。しかし、犬が体内で十分なビタミンD量を維持するには、食事からの摂取の他に陽の光を浴びることが必要です。

④殺菌効果が期待できる

日向ぼっこ
いぬのきもち投稿写真ギャラリー
紫外線には殺菌作用があります。適度なひなたぼっこは、細菌やカビの繁殖を抑え、皮膚病の予防や悪化を防ぐ効果が期待できるかもしれません。

シニア犬をひなたぼっこさせる際の注意点

いぬのきもち投稿写真ギャラリー
体が自由に動く犬は、暑ければ涼しい場所へ、寒ければ暖かい場所に移動するので、長時間直射日光に当たって熱中症になったり脱水症状を起こすことはないでしょう。

高齢犬や介護が必要な犬、ケージの中で動く範囲が限られている犬をひなたぼっこさせる際は、日差しの強さや温度、時間に注意しながら愛犬をのんびり過ごさせてあげましょう。

シニア犬がいきいきと幸せに暮すためのポイント4つ


監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生
文/maki
構成/いぬのきもちWeb編集室
※写真は「いぬのきもちアプリ」で投稿いただいたものです
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください
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