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飼い主の帰宅時に、ぬいぐるみや枕をくわえてお出迎え! 行動からわかる犬の気持ちは?|獣医師解説
帰宅したときに愛犬が嬉しそうに出迎えてくれるのは、飼い主さんにとってたまらなく幸せな瞬間でもありますよね。
Instagramユーザー@mame.momochanさんの愛犬・ももちゃん(♀/7才/柴犬)。ももちゃんも、飼い主さんの帰宅を毎回大歓迎してくれるのですが、その様子が最高に可愛いんです♪
飼い主さんが帰宅して、喜びが爆発!
こちらは、ある日のももちゃんのお出迎えの様子。ももちゃんはぬいぐるみをくわえて、耳をペタンと倒した「ヒコーキ耳」の状態で飼い主さんのことを大歓迎♪
可愛い鳴き声も出して、まるで「おかえり〜!」と言っているみたい?
しっぽをブンブン♪
しっぽもブンブンと大きく振って、ももちゃんは喜びを表現してくれています。
嬉しそうな表情にキュン♡
飼い主さんによると、この日のお留守番はとっても短かったようですが、それでもこの喜びよう! 本当に嬉しそうな表情をしていますよね。ももちゃんは飼い主さんのことが大好きなんだということが、よく伝わってくるのでした。
別の日も

また別の日の投稿では、布団をかけたままの体勢で枕をくわえて、寝ぼけ眼で飼い主さんのことをお出迎えするももちゃんの姿がありました。寝起きとは思えないほどのしっぽの振りですね!
毎回愛犬がこんなふうにお出迎えしてくれるなんて…羨ましいです♪
ももちゃんは、毎回「歓喜の舞」を見せてくれる!
人が大好きで、特に家族には嬉しい気持ちを目一杯表現してくれるという、ももちゃん。
飼い主さんにお話を伺うと、ももちゃんは生後3カ月のときに飼い主さんの家にやってきてからずっと、お出迎え時に動画のような「歓喜の舞」を見せてくれるのだそうです。
飼い主さん:
「ももはとても寂しがり屋さんです。そんなももの嬉しそうなお目め、お耳やしっぽを見るのが楽しみで、早く会いたくて家に急いで帰りますね」
ももちゃんは、おじいちゃんとおばあちゃんのことも大好き! 以前、ももちゃんはお昼寝をしていたのに、毛布をかけたまま玄関までおじいちゃんを迎えに行ったことがあったそうです。
「そんなももの愛らしい姿が今でも印象に残っている」と、飼い主さんは話していました。
【獣医師解説】犬がぬいぐるみなどの物をくわえてお出迎えする心理は?
今回紹介したももちゃんは、家族が帰宅したときなどにぬいぐるみなどの物をくわえてお出迎えしていました。
犬が物をくわえながらお出迎えするのには、どのような心理が考えられるのでしょうか? いぬのきもち獣医師相談室の原 駿太朗先生に聞きました!
原先生:
「犬が物をくわえてお出迎えするのは、『飼い主さんが喜んでくれるのが嬉しい』と思っているのでしょう。また、持ってきた物で『遊んでもらいたい』という気持ちもあると思います。
過去に何かをくわえて飼い主さんが褒めてくれたりして、『自分にとって良いことがあった』と経験した犬は、飼い主さんをお出迎えするたびに何かをくわえてくる傾向があると思います。
また、日によってさまざまな物を持ってくる犬の場合、運んでくる物にそのときの気持ちが表れていることもあります。
たとえば、おもちゃなどを持ってくるときは、留守番で少し寂しかったりして遊んでほしかったり、かまってほしい場合が多いのかもしれないです。
そのほかにも、食べかけのおやつなどを持ってくるときなどは、『また落ち着いて食べられるよ!』という安心感などを表現しているかもしれないですね」
犬は「飼い主さんが喜んでくれるのが嬉しい」「遊んでもらいたい」などという気持ちから、いろんな物をくわえてお出迎えすることがあるようです。
愛犬がお出迎えしてくれたら、「ありがとう」の気持ちを伝えるとともに、たくさんスキンシップをとってあげたいですね♪
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・原 駿太朗先生)
写真提供・取材協力/Instagram(@mame.momochanさん)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文/雨宮カイ
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