「愛犬が突然走り出した!」「なぜか変なタイミングで走り出す!」と感じている飼い主さんも少なくないでしょう。
犬が突然走り出すのは「エネルギーを発散したい!」というきもちに基づくしぐさですが、それだけではないことも。今回は、犬が突然走り出すときの意外な理由について家庭犬しつけスクール代表の西川文二先生に教えていただきました。
「トイレに行きたい!」
犬は排泄時に便意で興奮が高まるため、突然走り出すことがあります。散歩に出た直後や、散歩中など、トイレに行きたくなると「安心してしゃがめる安全な場所に行きたい!」、「早く排泄したい!」という気持ちから、落ち着いて排泄できるポイントへダッシュすることがあるようです。
「なんだかお尻がヘン!」
ウンチを排泄したあとや、シャンプーをしたあとなどに、愛犬が単独で突然走り出したことはありませんか? それは、ウンチが残っているように感じていたり、お尻のあたりが濡れているように感じたりする違和感から「走ってなんとか逃げたい!」と考えているのかもしれません。
また、ドライヤーで乾かしているときなどに突然走り出すのは、単に苦手なものから逃げている可能性もあるようです。
「壊しちゃうぞ!」
おもちゃなどをくわえて走り回っているときに愛犬は、「やった! 狩ったぞ!」、「壊してとどめを刺すぞ!」という考えて興奮している気持ちでいっぱい。
「獲物を狩る」という野生の頃の本能的な欲求を、遊びに置き換えて満足しようとしているのです。
エネルギーの発散や、楽しくて興奮しているときなど以外にも、意外な理由で走り出していることがわかりました。思わぬタイミングで走り出すこともあるので、お散歩中などは気をつけておきましょう。
お話を伺った先生/西川文二先生(しつけスクール「Can! Do! Pet Dog School」代表)
参考/「いぬのきもち」2018年2月号『しっぽを振るのは“うれしい”ときだけじゃない!? よくある愛犬のしぐさ じつは意外なきもちだった!』
文/山村晴美
※写真はスマホアプリ「いぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。