まずは知ってこう!リードの正しい使い方
散歩中のリードの持ち方を意識したことはありますか?まずはリードの正しい持ち方と姿勢についておさらいしましょう。
【リードを持つ時の姿勢】
リードを持つ手は、脇をしめて肘を腰につけるように意識し、体から腕が離れないように心がけましょう。常にこの姿勢を意識することで、犬がリードを引っ張ったときにもすぐに対応しやすくなります。
【リードの持ち方】
リードの長さは、少したるませるくらいの長さをキープするのがベストです。少しだけリードを束ねて手で掴み、もう片方の手で適度にリードがたるむ箇所を持って、いざという時に対応できるように長さを調整しつつ散歩するようにしましょう。なお、長さ調整をするとき、手にリードをグルグルと巻き付ける人がいますが、柱や自転車、他の犬などにリードが絡まってしまった時に対応が遅れ、愛犬が危険な目に可能性が考えられるのでやめましょう。
リードを引っ張らせない!散歩中の愛犬のコントロール方法
小型犬や中型犬はもちろんですが、力の強い大型犬をコントロールするのは、なかなか難しいですよね。そこで重要なのが、愛犬が散歩中にリードを引っ張らないで歩くように、きちんとしつけることです。
【引っ張り癖のコントロール方法】
まずは、先述した方法でリードを持ちます。リードがピーンと張りすぎず、愛犬がほどよく動ける長さを保つように注意し、リードの束を持つ方の肘を体から離さないように意識しながら歩きます。愛犬が引っ張らずに歩くことができたら褒めてあげましょう。これを繰り返すことで、愛犬は「引っ張らずに歩けば褒めてくれるんだ♪」と学習するようになり、引っ張らない犬にしつけることができます。
ちなみに、この時のポイントは体全体を使うことです。特に女性や力に自信のない人の場合は、全身に力を入れて挑戦してみてくださいね!
犬の楽しみ!安全な“ニオイ嗅ぎ”のさせ方
多くの犬は散歩中に街中のニオイを嗅ぎながら歩きます。このニオイ嗅ぎを自由にやらせてしまうと、不衛生な場所や危険な場所に鼻を近づけてしまうことがあります。引っ張り癖がない犬ならニオイ嗅ぎも簡単にコントロールできますが、まだ引っ張り癖が直らない犬の場合は、ニオイ嗅ぎのコントロール方法も取り入れておくと良いでしょう。
【ニオイ嗅ぎのコントロール方法】
まず、飼い主がニオイを嗅いでもいい場所なのか確認します。そして、ニオイを嗅いでほしくない場所だった場合は、愛犬に「ツイテ」と言っておやつやフードを与え、その場所から気をそらせ通過します。逆に、ニオイを嗅いでも問題ない場所だった場合は、「OK」といってリードを緩め、ニオイを嗅がせてあげましょう。
※散歩中に何度も「ツイテ」と言ってしまうと反応が薄くなることあるので、ここぞというときに使うようにしましょう。
散歩が大好きな犬の場合は、目新しいものなどにテンションが上がってしまい、ついついリードを引っ張ってしまうことが少なくありません。しかし、愛犬の勢いに合わせすぎるのはとても危険です。散歩中にしっかりと愛犬をコントロールすることは、愛犬の身の安全のためにも重要なことなので、根気強くしつけを続けてみてくださいね。
出典/「いぬのきもち」15年11月号『はじめてのしつけ・お世話』(監修:しつけ教室DOGLY代表 荒井隆嘉先生)
文/hasebe
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。