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犬がお尻を床にこすりつけるのはナゼ?肛門腺絞りの方法と肛門の病気について

犬の肛門腺絞りは大切?

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肛門線絞りとは、肛門の左右には肛門嚢と呼ばれる袋に通じる穴があり、その袋にたまった分泌液をこの穴から絞り出す作業です。この肛門腺絞りをしないと肛門周りが汚れてしまうので、月に1回程度は肛門腺を絞ってあげましょう。

また、肛門の周囲に便や尿が付着していると病気の原因になることもあるので、きちんと肛門腺を絞ってあげたり、排泄後に目でチェックして清潔に保ってあげたりするようにしてあげることも大切です。

犬の肛門の病気

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肛門嚢炎

肛門嚢に細菌などが感染して、炎症を起こして腫れる病気です。ほうっておくと肛門嚢が破裂するおそれもあるので、やはり肛門腺絞りが大切になります。
また、下痢がでることで肛門の周りが汚れ、それが原因で肛門嚢炎になる場合もあるので、肛門周りは清潔に保ってあげるようにしましょう。

犬がお尻を床にこすりつけるようなしぐさは、肛門嚢に分泌物がたまっている可能性があります。気がついたら肛門腺絞りをしてあげましょう。

条虫症

これは、ノミを介して条虫(瓜実条虫)が小腸に寄生する病気です。
肛門の病気ではありませんが、肛門周辺の付着物で気づくことができる病気です。大量に寄生すると下痢などの症状引き起こすこともあります。そうなる前に発見するためには、肛門の周囲や便の表面に米粒のようなものが付着していないか確認し、見つけた場合には動物病院で検査をしてもらいましょう。

肛門腺絞りのやり方

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肛門腺絞りのタイミングとしては、月に1回程度、シャンプーの前など体を濡らしたときに行うのが良いでしょう。

肛門腺絞りは、以下のような手順で行います。
1. ティッシュで肛門を押さえながら、犬の肛門の左右の位置をまっすぐ前方に押してつまみます。
2. 肛門をつまんだまま引き戻して肛門腺を絞り出します。この際、分泌液が飛び散ることもあるので、ティッシュで押さえましょう。なお、分泌液が出ない犬もいます。

肛門腺絞りを嫌がったり暴れたりする場合の対処

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犬は、本能的に信頼できる人にしか体を触らせません。特に耳や足先、肛門周りなどの先端部分はとても敏感なため、お手入れするのは一苦労です。お手入れを無理強いするとお手入れ嫌いの原因になってしまいます。

肛門腺絞りを行おうとした際、犬が少しでも嫌がるそぶりを見せたら、ごほうびをあげながらゆっくりとお手入れ箇所を触るようにし、嫌がらなくなるまで慣らしてからお手入れをするようにしましょう。
愛犬が病気にかからないためにも、月1回程度の肛門腺絞り、さらに肛門周りのチェックも忘れずに行いましょう。また、肛門周りの長い毛をそのままにしていると、便が付着するなど衛生面の心配が出てきます。肛門周りの長い毛はハサミでカットしてあげると良いでしょう。
出典/「いぬのきもち特別編集 子いぬと仲良くなるしつけ方 健康・お世話編(監修:青山ケンネルカレッジ 今泉孝一先生)
文/onishi
※写真はスマホアプリ「まいにちのいぬ・ねこのきもち」で投稿されたものです。
※記事と写真に関連性はありませんので予めご了承ください。
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