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自分の体の大きさを理解していない? 「柴犬の上に座る秋田犬の子犬」の行動からわかる心理|獣医師解説

自分の体の大きさを理解していない…?

Instagramユーザー@temotemoraiさんの愛犬・子犬のらいちゃん(秋田犬)のツッコミどころ満載な姿をご覧ください。

兄犬の上に座っちゃう

ててくんの上に座るらいちゃん
(写真手前から)柴犬・ももちゃん、柴犬・ててくん、秋田犬・らいちゃん
@temotemorai
こちらは、とある日の3頭の愛犬の姿。なんと、らいちゃんは兄犬・ててくんの上にどーーーんと座っていたんです!

この頃のらいちゃんは、生後およそ5カ月。子犬とはいえ、秋田犬です。このときすでに、らいちゃんの体は先住の2頭の柴犬よりも大きくなっていました。ててくん、絶対重いよね…!?(笑)

「柴の子犬」だと思ってる?(笑)

ててくんの上に座るらいちゃん
@temotemorai
ててくんの上に座って、まったりするらいちゃん。のんきに、あくびまでしちゃっていますね(笑)
ててくんの上に座るらいちゃん
(らいちゃん)「どうしたの?」
@temotemorai
途中、らいちゃんはててくんのことを気にするような素振りも見せていますが、「自分のせいでててくんが困っている」ことには気づいていないようです。

飼い主さんは、この3頭の様子を見守っていたときのことを、「らい…まだじぶんのこと柴のパピーと思とるな…ワンチャン思とるな…」とコメント。

たしかに、らいちゃんは自分のことを“柴犬”の子犬だと思っていそうですね!(笑)

【獣医師解説】「ほかの犬の上に座る」犬の心理は?

仲良しなててくん、ももちゃん、らいちゃん
@temotemorai
秋田犬の子犬・らいちゃんが、兄犬・ててくんの上に座る姿が話題になりました。「ほかの犬の上に座る」という犬の行動からは、どのようなことが読み取れるのでしょうか——いぬのきもち獣医師相談室の白山さとこ先生が解説します。
——子犬のらいちゃんの行動から、どのようなことがわかりますか?
白山先生:
「犬は、安心できる相手や信頼している相手にお尻をくっつけたり、お尻を向けるという行動をとることがあります。今回紹介したらいちゃんも、信頼しているててくんにぴったりとお尻をくっつけたかったのかもしれませんね。

お尻に限らず、犬は体の一部を相手にくっつけることで、相手のぬくもりを感じたり、リラックスしていると考えられます」
——飼い主さんは、らいちゃんは小さい頃から柴の先住犬2頭と暮らしているので、「自分のことを柴の子犬だと思っているのでは?」と感じたそうです。ほかの犬種のコと暮らしていると、犬は「自分も同じ」と認識するものなのでしょうか?
白山先生:
「これは、生まれ持った性格なども関係するかと思いますが、犬は小さい頃から一緒に過ごしていることで、『自分も同じ』『仲間・家族』と認識することが多いかと思います。

相手(の犬種)が自分を受け入れてくれて、一緒に生活をし、自分も信頼されていると感じることで、信頼関係や仲間意識が芽生え、成長とともに『自分も同じ』と認識するようになるのだと思われます」
仲良しなててくん、ももちゃん、らいちゃん
@temotemorai
先住犬の2頭と一緒に、健やかに成長中のらいちゃん。これからもみんなで仲良く過ごしていってほしいですね!
掲載協力/Instagram(@temotemoraiさん)
(監修:いぬのきもち獣医師相談室 獣医師・白山さとこ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文・/雨宮カイ
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